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コンバースを買おうとして、箱やタンの裏の「5H」「6 1/2」という表記で手が止まった経験はありませんか。同じ24.5cmなのにUS5.5とUS6が並んでいたり、24.5cmの次が25.0cmなのにUS表記だけ0.5ではなく1.0動いたり。数字の並びが素直ではないので、「どっちが自分のサイズなのか」がわからなくなります。
結論から言うと、コンバースのサイズ表記はcm表記とUS表記という、そもそも刻み幅の違う2つのものさしを1枚のラベルに並べたものです。日本のサイズは5mm刻み、アメリカのサイズは8.5mm刻み。刻みが違うのだから、どこかで数字がズレたり飛んだりするのは当たり前なんです。この「ズレる場所」を知っているかどうかで、通販での失敗率がはっきり変わります。
この記事では、コンバース公式オンラインショップの現行商品ページに実際に載っているサイズ表記を1つずつ突き合わせて、22.0〜30.0cmの換算表、US6が消えるライン、日本製と海外流通品での表記の違いまで整理しました。売り場で「このモデルは25.0cmだとUSが1つ飛ぶんですよ」と説明するのと同じ順番で話していきます。
・コンバースのサイズ表記に出てくる「H」「1/2」「US」「cm」の読み方
・24.5cm→25.0cmでUS表記が1.0飛ぶ理由と、24.5cmが2つあるモデルの正体
・22.0〜30.0cmのcm×US早見表と、ラインごとに違う欠番の位置
・日本製・インドネシア製・海外流通品で表記がどう変わるか
コンバースのサイズ表記は「US×cm」の二重構造でできている

サイズはどこに書いてある?箱・タンの裏・ヒールラベル
コンバースのサイズを確認する場所は3つあります。靴箱のラベル、タン(ベロ)の裏、そして踵のヒールラベルです。このうち一番情報量が多いのはタンの裏で、cmだけでなくUS・UK・EUといった各国表記が併記されています。逆にヒールラベルは、年代やモデルによってはサイズが小さく刻まれているだけのこともあり、サイズ確認の主役にはなりません。
なぜタンの裏を見るべきかというと、店頭でも通販でも、返品交換のときに基準になるのが「そこに書かれた表記」だからです。とくに中古やフリマで買う場合、出品者がcmだけを書いていて実物のタンにはUS表記しか印字されていない、というすれ違いが起きます。手元にコンバースがあるなら、いま一度タンをめくって、cmとUSの両方が並んでいるかを見てみてください。
使い分けの目安はシンプルで、国内の店舗・公式オンラインショップで買うならcm表記だけ見れば足ります。US表記が必要になるのは、海外通販を使うときと、フリマで海外流通品を買うときの2場面です。ここを分けて考えると、頭が整理されます。
注意点として、ヒールラベルの星やロゴのデザインから年代を推定する話がよく出回りますが、これはサイズ選びの役には立ちません。年代判別と実寸は別の話です。ラベルのデザインを根拠に「この年代だから小さめ」と決めつけると、判断を誤ります。
足長=踵の一番後ろの点から、一番長い足指の先端までの直線距離。足囲=親指と小指の付け根のふくらみをぐるりと一周させた寸法。日本の靴サイズはこの2つ(足長と足囲、または足長と足幅)で表すのが規格上のルールです(足と靴と健康協議会)。コンバースのサイズ表記に出てくる数字は、このうち足長のほうだけを表しています。
「5H」「6H」のHはハーフサイズの略
コンバースのサイズ表記で最初につまずくのが「5H」「6H」という書き方です。このHはハーフ(half)の頭文字で、5H=5.5、6H=6.5を意味します。「6 1/2」と分数で書かれることもあり、これも6.5と同じです。つまり「5H」「5 1/2」「5.5」は全部同じサイズを指しています。
なぜ3通りも書き方があるのかというと、US表記はもともとインチベースの分数文化から来ているからです。1/2インチではなく「1ハーフサイズ分」という意味で、慣習的に分数や記号で表現されてきました。日本のショップでは表組みの都合上「H」が使われることが多く、ABCマート公式の換算表でも22.5cmはUS3H、24.5cmはUS5Hと記載されています。
実務で困るのは、通販サイトの検索窓に「US5.5」と入れても「5H」表記の商品がヒットしない、というケースです。探すときは「5.5」「5H」「5 1/2」の3パターンで検索し直すと取りこぼしが減ります。中古市場では特にこの差が効いてきます。
ひとつ落とし穴があって、Hが付いていない整数サイズ(US5、US6など)は、同じcmを共有する相方が存在することがあります。「Hが付いていないから小さいほう」とは限りません。この点は次の見出しで詳しく分解します。
cm表記は足のサイズ、US表記は靴のサイズ
両者の性格の違いを押さえると、ズレの理由が一気に腑に落ちます。日本のcm表記は「足入れサイズ」、つまりその靴に入る足の長さを表しています。一方で米英のUS表記は「靴型(ラスト)サイズ」で、靴そのものの寸法から決まる番号です。測っている対象が違うので、変換式は本来存在しません。
刻み幅も違います。日本は5mm刻み、米英は8.5mm刻み、ヨーロッパは6.7mm刻みです(足と靴と健康協議会)。5mmと8.5mmという割り切れない2つの目盛りを同じ表に押し込めば、どこかで必ずズレが出ます。コンバースの換算表で数字が飛ぶのは、換算表が雑なのではなく、ものさしの目盛りが最初から合っていないからです。
実用上の意味はこうです。cm表記は「自分の足を測った数値」と直接比べられるが、US表記は比べられない。だから国内で買うならcmで考え、海外通販でUS表記しか出てこないときだけ、モデルごとの換算表を引く。この順番を守れば、迷う場面がぐっと減ります。
気をつけたいのは、コンバース公式オンラインショップ自身が「商品のサイズ表記は、独自の採寸に基づき掲載しております。また、センチメートル、インチメートルなど、基準や単位が異なる場合がございますので、ご留意ください」と案内している点です。ブランド公式が「基準が異なる場合がある」と明言しているのですから、表記だけで完璧に合わせようとするのは無理があります。
24.5cmの次が25.0cm。なのにUS表記は0.5では動かない
日本は5mm刻み、アメリカは8.5mm刻みという段差
コンバースのサイズ表を眺めていて一番奇妙に見えるのが、24.5cmがUS5.5なのに、25.0cmがUS6ではなくUS6.5になっている点です。cmは0.5しか増えていないのに、USは1.0増える。ここだけ段差があります。
理由は前述の刻み幅です。US表記の1サイズは8.5mm、ハーフサイズならその半分。対して日本の0.5cmは5mmです。日本側が5mmずつ進むのに対してUS側は半分の刻みでしか進まないので、少しずつ余りが溜まっていき、どこかで一気に1サイズ分を吐き出すことになります。コンバースの場合、その調整点が24.5cm→25.0cmの間に置かれている、というだけの話です。
この段差の位置は、ブランドによって違います。だから「他のスニーカーで US7 だったからコンバースも US7」という置き換えは成立しません。US表記はブランド内でしか意味を持たない相対値だと考えて、必ずコンバース専用の表を引き直してください。
注意点として、段差の位置はコンバース内でもラインによって微妙に違います。後述するように、日本製のオールスターJはUS6という番号自体が存在しません。同じブランドでも一枚岩ではないので、買う商品ページのサイズプルダウンを毎回確認するのが確実です。
公式サイトで24.5cmが2つ並ぶモデルがある
もうひとつ混乱の元になるのが、同じ24.5cmにUS5.5とUS6の2つが存在するモデルです。これは噂ではなく、コンバース公式オンラインショップのALL STAR US HI の商品ページで、サイズ選択に「5.5(24.5cm)」と「6(24.5cm)」が並んで掲載されています。ローカットのALL STAR US OXも同じ構成です。
この2つは足長のcm表記が同じなので、縦の長さは同じ枠に入ります。違いが出るのは横方向と甲まわりで、US表記が大きいほうが余裕のある作りになります。US表記の世界では男女で番手が2つずれる慣習があり、その境目にあたる24.5cm付近で2本のサイズ体系が重なった結果、こういう並びになっていると理解しておけば十分です。
選び分けの目安は、甲が低め・足幅が細めならUS5.5、甲が普通〜高めで足幅にゆとりが欲しいならUS6。ただしこれは公式が数値で規定しているものではないので、迷ったら実店舗で両方を履き比べるのが確実です。片方しか在庫がない通販で「どちらでもいいや」と決めるのは避けたいところ。
デメリットも正直に書いておくと、この重複があるせいでフリマや中古通販で「24.5cm」とだけ書かれた出品は、どちらのサイズか判別できません。購入前にタンの裏の写真を依頼して、US表記まで確認するのが安全です。
同じ「24.5cm」でも、ALL STAR US HI/OX にはUS5.5とUS6の2つが用意されています。一方で日本製のCANVAS ALL STAR J HI/OX や JACK PURCELL CL は24.5cmがUS5.5の1つだけ。買う前に、商品ページのサイズプルダウンでUS表記まで確認してください。cmだけを見て買うと、幅の合わない方を引く可能性があります。
失敗パターン①:US6を探して見つからず、US7を買ってしまう
よくある事故がこれです。手持ちのコンバースがUS6だったので同じUS6を探したところ、狙ったモデルのプルダウンにUS6がない。仕方なく次に大きいUS7を選んだら、25.5cm相当で1cm大きかった——という失敗です。日本製のオールスターJのように、US6を欠番にしているラインで起きます。
原因は、US表記を「絶対的な物差し」だと思い込んでいることにあります。US6が無いラインでは、24.5cmの受け皿はUS5.5、25.0cmの受け皿はUS6.5です。US6の人が向かうべきはUS6.5であって、US7ではありません。cmに一度置き換えてから選び直せば、この間違いは起きません。
対策はひとつで、US表記で悩んだら必ずcmに変換してから比較すること。自分のコンバースがUS6で24.5cmなら、次に買うモデルでも「24.5cm」の行を探す。プルダウンの表示がUSしかない海外サイトなら、そのサイト内の換算表でcmを確認してから決めます。番号を横滑りさせないのがコツです。
ちなみに、この失敗は返品送料が発生しやすい海外通販ほど痛手になります。国内正規品はcm併記が徹底されているので、US表記の読み替えに自信がないうちは国内で買うほうが安全、というのは覚えておいて損がありません。
実は、換算表は「正解」ではなく「目安」でしかない
意外と知られていないのですが、コンバースのcm×US換算表は公表元自身が「目安」と断っている資料です。ABCマート公式の表には「商品によって相違する場合があります」、スーパースポーツゼビオの早見表には「デザインやシリーズによっては、実際のサイズと異なる場合があります。あくまでも目安としてご利用ください」と明記されています。
これは表が不正確という意味ではなく、そもそも足入れサイズと靴型サイズという性質の違うものを対応づけている以上、モデルごとの誤差は消せない、ということです。足と靴と健康協議会も、サイズ換算表はあくまで目安であり、試着なしの購入は勧められないという立場を示しています。
だから換算表の使い方は「当てにいく」のではなく「外さないために使う」が正解です。表で候補を2つに絞り、最後は実物で決める。この使い方なら、表の誤差に振り回されずに済みます。ネット上には0.1cm単位で断言する換算表もありますが、その精度を鵜呑みにするのは危険です。
逆に言えば、表を見ずに勘で買うのはもっと危険です。目安であっても、US6.5が25.0cmだと知っているのと知らないのとでは、外し方の大きさが全然違います。目安として使い倒すのが、いちばん現実的な付き合い方だと思います。
コンバース サイズ表記の早見表|22.0〜30.0cmを1枚に

cm→US早見表(くつのトリセツ調べ)
ここまでの話を1枚にまとめます。下の表は、ABCマート公式のコンバースサイズ表とスーパースポーツゼビオの早見表、そしてコンバース公式オンラインショップの現行商品ページのサイズ表記を突き合わせて作成したものです。3者の値は一致していました。「Hを使った表記」の列は、店頭ラベルで見かける書き方です。
| 日本(cm) | US表記 | Hを使った表記 | 前サイズとのUS差 |
|---|---|---|---|
| 22.0 | 3 | 3 | — |
| 22.5 | 3.5 | 3H | +0.5 |
| 23.0 | 4 | 4 | +0.5 |
| 23.5 | 4.5 | 4H | +0.5 |
| 24.0 | 5 | 5 | +0.5 |
| 24.5 | 5.5(一部モデルは6も) | 5H | +0.5 |
| 25.0 | 6.5 | 6H | +1.0(ここで飛ぶ) |
| 25.5 | 7 | 7 | +0.5 |
| 26.0 | 7.5 | 7H | +0.5 |
| 26.5 | 8 | 8 | +0.5 |
| 27.0 | 8.5 | 8H | +0.5 |
| 27.5 | 9 | 9 | +0.5 |
| 28.0 | 9.5 | 9H | +0.5 |
| 28.5 | 10 | 10 | +0.5 |
| 29.0 | 10.5 | 10H | +0.5 |

25.0cmを境に、表の読み方が変わる
この表を実用的に使うコツは、25.0cmを境に上下でルールを分けて覚えることです。24.5cm以下は「cm×2から19を引くとUS」のような素直な関係が続きますが、25.0cm以上はUS表記が1つぶん先行します。24.5cmまでの人と25.0cm以上の人とでは、覚えるべき対応関係が別だと考えたほうが早いです。
実際の使い分けで言うと、レディースサイズ中心の22.0〜24.5cmの帯では、US表記が0.5刻みできれいに並びます。この帯の人は表を暗記する必要すらなく、cmだけ見ていれば困りません。困るのは25.0cm前後の帯で、ここは自分のサイズのUS番号を1つ覚えておくと通販が一気に楽になります。
比較として、他ブランドと並べると差が見えます。多くのスニーカーブランドではcm0.5ごとにUS0.5が対応するので、コンバースの表を他ブランドに流用すると25.0cm以上で1サイズずれます。ブランドをまたぐときはUS番号を持ち込まない——これが一番シンプルな安全策です。
注意点として、この表は現行の国内正規ラインを前提にしています。海外流通品や年式の古い個体では、同じcm表記でも実際の足入れ感が変わることがあります。表は出発点であって、ゴールではありません。
表を信じきってはいけない2つの例外
早見表が当てはまらないケースが2つあります。ひとつは小さいサイズ帯です。ABCマート公式の表には「2.5cm以下の表記に関しては、コンバースでのサイズ表記の相違が生じる(一部商品を除く)」という注記が付いており、ごく小さいサイズ帯では換算のルールが変わることが示されています。キッズ・ベビーのサイズを探すときは、この表をそのまま延長しないでください。
もうひとつはライン固有の欠番です。日本製のCANVAS ALL STAR J HI/OX にはUS6が存在せず、5.5(24.5cm)の次がいきなり6.5(25.0cm)。JACK PURCELL CL も24.5cmはUS5.5の1つだけです。逆にALL STAR US HI/OX には24.5cmが2つある。同じブランドでもプルダウンの中身が違うので、表だけで完結させないことが大事です。
この2つの例外に共通するのは、「一般論の表」と「その商品の実際のプルダウン」を必ず突き合わせるという対処法です。ひと手間ですが、返品のやり取りに比べれば圧倒的に軽い作業だと思います。
デメリットも書いておくと、この確認作業は実店舗では省略しがちです。箱を出してもらってタンの裏を見るのは気が引ける、という人も多いでしょう。ただサイズ表記の確認はごく普通の質問なので、店員に「これUS表記だと何番ですか」と聞いてしまうのが早いです。
日本製・インドネシア製・海外流通で表記はここまで違う
日本製オールスターJは22.5cmスタートでUS6がない
日本製のCANVAS ALL STAR J HI は、公式商品ページを見ると3.5(22.5cm)から11.5(30.0cm)までの展開で、22.0cmがありません。そしてUS6が欠番で、5.5(24.5cm)の次が6.5(25.0cm)です。価格は16,500円、ローカットのCANVAS ALL STAR J OX は15,950円で、いずれも原産国は日本と明記されています。
この構成が意味するのは、日本製ラインは「cm表記でサイズを選ぶ設計」になっているということです。24.5cmが1つしかないので、cmを決めればUS表記は自動的に決まります。表記に迷いたくない人にとっては、実はこちらのほうが選びやすい構成です。
使いどころとしては、長く履く前提で1足を選びたい人、キャンバスの質感やテープの色味にこだわりがある人に向いています。生成りのテープやコットンシューレースなど、日本製ならではの仕様がヒールラベルの「MADE IN JAPAN」印字とセットで用意されています。
妥協点は価格です。定番のALL STAR HI が6,490円、日本製のCANVAS ALL STAR J HI が16,500円ですから、同じキャンバスのハイカットでも価格差は大きくなります。さらに22.0cmが無いので、小さいサイズが必要な人は最初から選択肢に入りません。ここは正直にデメリットとして押さえておいてください。
cm表記だけでサイズが決まる日本製を1足選ぶなら、US6欠番でも迷わないこのハイカット▼
ジャックパーセルCLは24.5cmが1つだけ
同じコンバースでも、モデルが変わればサイズ表記の構成も変わります。JACK PURCELL CL は4(23.0cm)から11.5(30.0cm)までの展開で、下限が23.0cm。24.5cmはUS5.5の1つだけで、US6は掲載されていません。価格は13,200円、原産国はインドネシアです。
オールスターと比べると、下限が23.0cmと高めに設定されているのが特徴です。22.0〜22.5cmが必要な人は、この時点でジャックパーセルCLの選択肢から外れます。サイズ表記の話は「どう読むか」だけでなく「そもそも自分のサイズがあるか」の確認でもある、という良い例です。
選び分けの目安としては、つま先の「スマイル」と呼ばれるラインや、踵のヒゲ型のラベルといった意匠が好みならジャックパーセル、キャンバスのハイカットらしさが欲しいならオールスター、という分け方になります。サイズ表記の構成としては、24.5cmが1つしかないぶんジャックパーセルCLのほうが迷いは少ないです。
注意点は、ジャックパーセルはモデルの入れ替えが進んでいるラインだということ。レザー素材のモデルなど一部は流通が細っており、探しても見つからないことがあります。欲しい表記のサイズが公式に載っているうちに動くのが確実です。
ローファータイプなど、コンバースのラインナップはキャンバススニーカー以外にも広がっています。表記の考え方は共通なので、興味があればこちらも読んでみてください。

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海外流通のCT70はUS表記が基本
海外で流通しているチャックテイラー、いわゆるCT70のようなモデルは、US表記が基本でcm併記がないことが多いのが最大の違いです。国内正規品のようにタンの裏にcmが並んでいる前提で買うと、届いた箱にUS番号しか書かれていなくて戸惑うことになります。
さらに厄介なのは、CT70のUS表記が国内正規ラインのハーフサイズの位置とそろっていない点です。国内のオールスターでUS7だった人が、海外流通品のUS7をそのまま買うと足入れ感が変わります。ブランド名が同じでも、流通経路が違えば表記体系が別物だと考えてください。
使いどころとしては、日本では手に入らないカラーや仕様を狙うとき。作りは欧米の足型に合わせて縦に長く横幅がやや狭めと言われることが多く、幅広の人には合いにくい傾向があります。ここは購入前に販売元のサイズガイドを必ず読むところです。
デメリットははっきりしていて、サイズ交換に国際返送が発生する、届くまで実物を確認できない、そして本物かどうかの判断が難しいという3点。とくに真贋については、写真だけで確実に見分けられると考えないほうがいいです。国内正規品のUSラインで代替できないかを先に検討する価値があります。
US仕様の雰囲気を国内正規のcm併記で買いたいなら、この洗い加工キャンバス▼
失敗パターン②:フリマの「US7」表記だけを見て買う
中古市場で起きやすい事故がこれです。出品タイトルに「コンバース US7」とだけ書かれていて、自分の手持ちがUS7だったので即決。届いたら国内正規品ではなく海外流通品で、足入れが1サイズ近くずれていた——というパターンです。
原因は、US番号が流通経路をまたぐと意味が変わることを知らずに買っている点にあります。同じ「US7」でも、国内正規のオールスターなら25.5cm相当、海外流通品なら別の足入れ感になり得ます。US番号は世界共通の絶対値ではありません。
対策は3つ。ひとつめは、出品者にタンの裏の写真を依頼してcm併記の有無を確認すること。cmが併記されていれば国内正規品である可能性が高くなります。ふたつめは、インソールの全長を測ってもらうこと。3つめは、そもそも中古ではcm表記が明記された出品だけを候補にすること。
妥協点として、この確認をすると出品者とのやり取りが1往復増えます。ただ、返品不可の個人間取引で1サイズ外すコストを考えれば、質問1回のほうがずっと安い。サイズ表記に不安がある個体は、買わないという選択も立派な対策です。
| 項目 | ALL STAR US HI | CANVAS ALL STAR J HI | JACK PURCELL CL |
|---|---|---|---|
| サイズ下限 | 3(22.0cm) | 3.5(22.5cm) | 4(23.0cm) |
| 24.5cmのUS表記 | 5.5 と 6 の2つ | 5.5 のみ | 5.5 のみ |
| US6の有無 | あり | なし(欠番) | なし(欠番) |
| 原産国 | インドネシア | 日本 | インドネシア |
| 公式価格(税込) | 9,350円 | 16,500円 | 13,200円 |
2025年のリニューアルで、同じ26.5cmでも中身が変わった
片足マイナス約60g、ソール素材の入れ替え
サイズ表記の話をするうえで無視できないのが、定番オールスターのリニューアルです。コンバース公式の特設ページによると、新しいALL STAR HI/OX はソール素材をラバースポンジからウレタンフォームに変更し、片足マイナス約60g(26.5cm比較)の軽量化を実現しています。価格は6,490円です。
クッションについても、インソールとヒール内部に採用する素材が、従来のクローズドセル構造からオープンセル構造のウレタンフォームへ切り替わりました。屈曲性を上げるため、シングルテープ構造とアウトソール内部の屈曲溝・ウエッジも新しく設けられています。1917年の誕生以来続くバルカナイズ製法は維持されています。
サイズ選びの観点で意味があるのは、同じcm表記でも、履いたときの感覚が旧モデルと同じとは限らないという点です。ソールの厚みや素材が変われば、足を入れたときの沈み込みや包まれ方も変わります。表記は据え置きでも中身が変わるのが、モデルチェンジというものです。
注意点として、リニューアル前後で同じ色名の商品が並んでいる時期があります。旧モデルの在庫と新モデルが混在している間は、商品ページの仕様欄と価格を確認して、どちらを買っているのかを把握してから注文してください。
甲周りにゆとりをもたせた新ラスト
リニューアルでもうひとつ大きいのが、ラスト(木型)の変更です。公式は「甲周りにゆとりをもたせた新ラスト」を採用したと説明しています。オールスターは長らく甲が低く縦に長い作りと言われてきたモデルなので、この変更はサイズ選びの前提を動かします。
これまで「甲が当たるから0.5cm上げる」という選び方をしていた人にとっては、その上げ幅が過剰になる可能性があるということです。旧モデルで0.5cm上げていた人は、新モデルではまず表記どおりのサイズを試してから判断するのが順当だと思います。
使用シーンで言えば、通勤や街歩きで長時間履く人ほど、この甲まわりのゆとりとクッションの変更が効いてきます。逆に、旧モデルのタイトな足当たりが好きだった人には、ゆるく感じられるかもしれません。好みが分かれる変更点です。
デメリットも挙げておくと、ラストが変わるということは「前と同じサイズを買えば安心」が通用しなくなるということでもあります。定番モデルほど、こういう変更は見落とされがちです。買い替えのときこそ、試着の価値が上がります。
| サイズ展開 | 22.0〜30.0cm(US3〜11.5) |
| 原産国 | インドネシア |
| 軽量化 | 片足マイナス約60g(26.5cm比較) |
| 公式価格(税込) | 6,490円 |
旧モデルを持っている人のサイズの読み替え方
手元に旧モデルのオールスターがある人は、そのcm表記を出発点にしつつ、上げ幅だけを見直すのが現実的な手順です。旧モデルで26.5cmを履いていて甲がきつかった人なら、新モデルでも26.5cmから試す。旧モデルで27.0cmに上げていた人こそ、26.5cmを一度履いてみる価値があります。
根拠は、ラストとクッション材の変更が「甲まわりのゆとり」方向に働いているからです。窮屈さを回避するための上げ幅は、その窮屈さが減ったぶんだけ不要になる可能性があります。もちろん足の形は人それぞれなので、断言はできません。
比較の目安としては、旧仕様の作りを残しているALL STAR US HI/OX(9,350円)が良い基準になります。こちらはトウスプリングを低めに設定したクラシックなラストを採用しているので、「昔のオールスターの感覚」を確かめたいときの物差しとして使えます。
注意点は、サイズ交換の可否です。通販でサイズを試すなら、交換制度のある正規販売ルートを選んでおくと安心です。セール品や海外通販は交換不可のことが多いので、サイズに確信が持てるまでは定価の正規品で試すほうが結果的に安くつきます。
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表記が読めても足に合わない。幅と甲をどう補うか
コンバースにはワイズ表記がない
日本の靴サイズは、規格上は足長と足囲(または足幅)の2つで表すことになっています。革靴で見かける「24.5EEE」のような表記がそれで、EやEEEの部分が足囲のランクです。ところがコンバースの表記には、この足囲のランクがありません。あるのはcm(足長)とUS番号だけです。
だから、コンバースのサイズ表記をどれだけ正確に読んでも、幅が合うかどうかは表記からはわかりません。ここが「表記を極めても失敗する」理由の核心です。足幅が広い人がcmだけを合わせて買うと、縦は合うのに横が痛い、という結果になりやすい。
実務上の補い方は2つあります。ひとつは、幅の余裕があるUS表記が選べるモデル(ALL STAR US HI/OX の24.5cmにおけるUS6など)を選ぶこと。もうひとつは、シューレースの締め方とインソールで調整することです。幅の不足はサイズを上げても根本的には解決しません——上げれば縦が余るだけです。
妥協点として、幅の悩みが強い人にとってコンバースは万能な選択肢ではありません。足幅や甲の高さで痛みが続くようなら、無理に履き続けず、ワイズ展開のあるブランドを併用するほうが現実的です。足の変形が気になる場合は自己判断せず専門医に相談してください。
足長の測り方と、表記の当て方
サイズ表記を正しく使う前提は、自分の足長を知っていることです。足長は踵の一番後ろから、一番長い指の先端までの直線距離。紙の上に立って踵とつま先に印を付け、その2点間を測ります。左右で差があるのが普通なので、必ず両足を測って大きいほうを基準にしてください。
測った足長をコンバースのcm表記にどう当てるかですが、コンバースのcm表記は足入れサイズ、つまり「その靴に入る足の長さ」です。足長25.0cmの人がいきなり25.0cmを選ぶとつま先の余裕がほぼゼロになるので、実際は0.5cm前後の余裕を見て選ぶことになります。これがいわゆる捨て寸の考え方です。
比較として、革靴では捨て寸をもっと大きく取る設計が一般的で、スニーカーとは基準が違います。同じ25.0cmでも、コンバースと革靴では足入れの感覚が別物になるので、他ジャンルの靴のサイズをそのまま持ち込まないでください。
注意点は測定のタイミングです。足は夕方にかけてむくむため、朝に測った数値だけで決めると夕方にきつくなります。夕方に一度測り直すのが確実です。足の測り方とサイズ選びの基本は、こちらの記事で詳しく整理しています。

0.5cm上げるべき人・上げなくていい人
ネット上には「コンバースは0.5cm上げるのが正解」という説明が多く出回っていますが、これは全員に当てはまるものではありません。上げたほうがいいのは、足幅が広め、甲が高め、厚手の靴下を履くことが多い人。この条件に当てはまる人ほど、表記どおりだと横方向で窮屈になりやすいという声が多く見られます。
逆に上げないほうがいいのは、足幅が細め・甲が低めの人です。この足型で0.5cm上げると、縦に余ってかかとが浮き、歩くたびに靴の中で足が前後します。かかとが浮く状態は靴擦れの原因になりやすいので、幅が足りているなら表記どおりを選んでください。
加えて、2025年のリニューアルで甲周りにゆとりが出た新モデルでは、上げる必要性そのものが下がっている可能性があります。旧モデルの経験則をそのまま新モデルに適用するのは、いったん保留にするのが賢明です。
デメリットとして、0.5cm上げる選択は「今日は快適だが1年後に緩む」リスクを抱えます。キャンバス素材は履くうちに馴染んで広がるので、最初から余裕を大きく取ると、後半はさらに緩く感じます。迷ったらタイト寄りに寄せておくほうが、長い目では扱いやすいです。
タイプ別、どのラインの表記で買うのが安全か
幅広・甲高で悩んできた人
足幅が広い、甲が高いという自覚がある人は、24.5cm付近ならUS6が選べるALL STAR US HI/OX、それ以外のサイズなら新しいALL STAR HI/OXを優先して検討する価値があります。新モデルは甲周りにゆとりをもたせた新ラストを採用しているので、旧来のオールスターで甲が当たっていた人ほど変化を感じやすいはずです。
根拠は公式の説明そのものです。ラスト変更は「甲周りのゆとり」を狙った変更だと明記されています。加えてソール素材の入れ替えで片足マイナス約60g、屈曲溝の追加で曲がりやすくなっているため、足まわりの窮屈さを感じにくい方向に振られています。
それでも合わないときは、サイズを上げるのではなくシューレースの通し方を変える、インソールを薄いものに替えるといった調整で対応します。幅の問題をcmで解こうとすると、たいてい縦が余ります。
注意点として、幅の悩みが強い人にはワイズ展開のあるブランドという選択肢もあります。コンバースにこだわる必要がないなら、そちらのほうが早く解決することもある、というのは正直にお伝えしておきます。
日本製をきちんと選びたい人
日本製を選ぶなら、CANVAS ALL STAR J HI(16,500円)またはCANVAS ALL STAR J OX(15,950円)が中心になります。どちらもUS6が欠番の構成なので、cm表記だけでサイズが一意に決まるのが利点です。US表記の読み替えで悩む場面がほぼありません。
ただし下限が22.5cmなので、22.0cmが必要な人は選べません。その場合はALL STAR HI/OX やALL STAR US HI/OX に切り替えることになります。サイズ表記の前に、まず自分のサイズが展開内にあるかを確認する。この順番が大事です。
使い分けの目安としては、ハイカットとローカットの価格差はわずかなので、履き口の好みで決めて構いません。足首まわりの締め付けが苦手ならOX、しっかり包まれる感覚が好みならHIです。
妥協点は明確で、定番モデルの倍以上の価格になること。表記の分かりやすさや作りに価値を感じるなら納得できる差ですが、単にサイズで迷いたくないだけなら、JACK PURCELL CL(13,200円)も24.5cmが1つだけの構成なので候補に入ります。
通販メインで買う人
店頭に行く時間が取りにくく、通販で完結させたい人は、cm併記がある国内正規ラインに絞るのが最優先です。US表記しかない海外流通品は、サイズ交換の負担が国内の比ではありません。まずは国内で足に合うcmを確定させてから、海外流通品に手を伸ばす順番をおすすめします。
手順としては、①夕方に足長を測る、②早見表で候補のcmを2つに絞る、③商品ページのプルダウンでUS表記まで確認する、④サイズ交換の可否を確認してから注文する、の4ステップ。③を飛ばすと、24.5cmが2つあるモデルで意図しないほうを引きます。
比較すると、実店舗は試着できる代わりに在庫のサイズが限られ、通販は全サイズ揃う代わりに試着できません。1足目は実店舗、2足目以降は通販という使い分けが、いちばん失敗が少ない現実解だと思います。
注意点は、セール品の交換不可条件です。価格に惹かれてサイズを妥協すると、結局履かなくなります。サイズ表記に確信が持てないうちは、交換制度のある正規価格の商品を選んでください。
| こんな人 | 選ぶライン | 公式価格(税込) |
|---|---|---|
| まず1足、価格を抑えたい | ALL STAR HI(リニューアル) | 6,490円 |
| 24.5cmで幅に余裕が欲しい | ALL STAR US HI(US6が選べる) | 9,350円 |
| cm表記だけで迷わず決めたい | CANVAS ALL STAR J HI(日本製) | 16,500円 |
| 23.0cm以上でスマートな一足 | JACK PURCELL CL | 13,200円 |
まとめ:表記の段差を知っていれば、コンバースのサイズは外さない
コンバースのサイズ表記がややこしく見えるのは、cmとUSという性質の違う2つのものさしを1枚に並べているからでした。日本のサイズは足入れサイズで5mm刻み、アメリカのサイズは靴型サイズで8.5mm刻み。この目盛りの差が、24.5cmから25.0cmの間でUS表記を1.0動かし、24.5cmに2つのUS番号を同居させています。仕組みが分かれば、あとは商品ページのプルダウンを1回確認するだけの作業です。最初の一歩として、今日の夕方に足長を測って、早見表で自分のcmとUS番号をメモしておいてください。それが手元にあるだけで、通販でも中古でも判断が速くなります。
※価格・サイズ展開は変更されることがあります。購入前にコンバース公式オンラインショップで最新情報をご確認ください。

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