プーマのスニーカーを買おうとして、「小さめって聞いたけど、何cm上げればいいの?」で手が止まっていませんか。ネットで調べると「0.5cm上げ」「1cm上げ」「ジャストでOK」と答えがバラバラで、余計に迷ってしまう。売り場でも、この質問は毎日のように飛んできます。
結論から言うと、プーマのサイズ感はブランド全体で語ると必ずズレます。なぜなら、同じ27.0cmでもモデルによって公式が公表している「幅」が1cm違うからです。スピードキャット OGは27.0cmで幅9.5cm、スウェード クラシックとバスケット クラシック XXIは同じ27.0cmで幅10.5cm。この1cmが、「小さめ」「ちょうどいい」の体感を分けています。
この記事では、PUMA公式オンラインショップが商品ページで公開している実寸データをモデル別に並べ、どのモデルを何cmで買えばいいのかを、足の形ごとに整理しました。他ブランドからの乗り換え目安、通販で失敗しやすいパターン、試着で見るべき順番まで、売り場で聞かれることを全部詰め込んでいます。
・プーマの人気4モデルの公式実寸(幅・ヒール高・重さ)の違い
・ナイキ・アディダス・ニューバランスから乗り換えるときの目安
・幅広/甲高/細足それぞれに合うモデルの選び分け
・通販で買って後悔しないための確認手順
プーマのサイズ感は「小さめ」の一言で片づかない理由

同じ27.0cmでも、公式の幅は9.5cmと10.5cmで1cm違う
プーマのサイズ感を決めているのは、cm表記ではなく「幅」です。PUMA公式オンラインショップは商品ページで各サイズの幅を公開していて、そこを並べると差がはっきり出ます。スピードキャット OGは27.0cmで幅9.5cm。同じ27.0cmでも、スウェード クラシックとバスケット クラシック XXIは幅10.5cmです。1cmというのは、足の甲まわりで言えば指1本分に近い差で、履いた瞬間の締めつけ感がまるで別物になります。
つまり「プーマは小さめ」という言い方は、細身のモデルを履いた人の感想が広まったもの。レーシングシューズ由来のスピードキャットやテラススタイルのパレルモを基準にすれば確かに細く、レザーのバスケット クラシック XXIを基準にすれば「普通」に感じます。どのモデルの話なのかを切り分けないまま数字だけ真似すると、大きすぎる靴を買ってしまいます。
注意したいのは、この幅の数字はワイズ(足囲)ではなく、平置きで測った靴の外寸だという点です。同じ幅10.5cmでも、アッパーがやわらかいスエードか、張りのあるフルレザーかで体感は変わります。数字は「モデル同士を比べる物差し」として使い、最終判断は履き心地で決めるのが安全です。
「プーマは小さめ」と言われる背景にはレース由来の設計がある
細身に感じるモデルが多いのは、プーマのルーツがモータースポーツと陸上にあるからです。スピードキャット OGは1999年に誕生したモデルで、80年代から90年代にF1グランプリのドライバーが履いていた耐火レーシングシューズをベースにしています。ペダル操作のために足がずれないことが最優先の靴なので、ソールは薄く、足を包み込む形になっています。公式データでもヒール高は2cm、27.0cmで重さ330gと、薄くて軽い部類です。
この設計は普段履きに持ち込むと「歩き始めはタイト」という感想につながります。逆に言えば、足がシューズの中で泳がないので、電車移動や街歩きで疲れにくいという良さもあります。用途によって評価が割れるタイプで、ゆったり履きたい人には向きません。
妥協点も正直に書いておくと、薄いソールはクッションを求める人には物足りません。長時間の立ち仕事や、アスファルトを何時間も歩く日には、ヒール高3cmのスウェード クラシックのほうが足裏の負担を分散してくれます。「細いから0.5cm上げる」だけで解決しない場面があることは、頭に入れておいてください。
まずは足長を測る。プーマのcm表記は日本サイズなので基準がぶれない
サイズ選びの出発点は、自分の足長を1cm単位ではなく0.5cm単位で把握することです。ここが曖昧なままだと、何cm上げ下げしても正解にたどり着けません。PUMA公式オンラインショップのサイズガイドでは、シューズの商品ページのサイズチャートに記載がある「長さ」は日本サイズの表記だと明記されています。海外ブランドにありがちな「US表記から換算しないと分からない」という手間がないのは、プーマを選ぶときの分かりやすさです。
測り方は、壁にかかとをつけて立ち、紙の上で一番長い指の先に印をつけ、定規で測るだけ。体重をかけた状態で測るのがポイントで、座って測ると0.3〜0.5cmほど短く出ることがあります。左右で長さが違う人は珍しくないので、必ず両足を測って長いほうを基準にしてください。
足長が分かったら、あとはモデルごとの幅とアッパー素材で微調整します。落とし穴は「いつも履いているサイズ」を基準にしてしまうこと。そのサイズ自体が他ブランドの癖に合わせたものである可能性が高く、プーマに持ち込むとズレが二重になります。実測値を起点にしましょう。

公式スペックで比べる4モデルの幅・ヒール高・重さ
| 項目 | スウェード クラシック | スピードキャット OG | パレルモ |
|---|---|---|---|
| 幅(27.0cm) | 10.5cm | 9.5cm | 9.5cm |
| ヒール高 | 3cm | 2cm | 2cm |
| 重さ(27.0cm) | 390g | 330g | 約390g |
| サイズ展開 | 22.0〜30.0cm | 22.0〜31.0cm | 22.0〜30.0cm |
| アッパー | レザー(牛革97.26%) | スウェード中心 | レザー+スウェード |

スウェード クラシックは幅10.5cm、迷ったらここが基準になる
1968年に誕生した看板モデルで、サイズ感の基準に置きやすい一足です。公式データでは27.0cmで幅10.5cm、ヒール高3cm、重さ390g。サイズ展開は22.0〜30.0cmで、22.0cmが幅9cm、25.0cmで幅10cm、29.0cm以上で幅11cmと、足長に合わせて幅も広がる設計になっています。アッパーはレザー(牛革97.26%、合成繊維2.74%)で、ヒールとタンにスエードを配置。LWG認証を受けたレザーを使っている点も公式に明記されています。
履き心地の面では、ヒール高3cmのゴムミッドソールがクッションを稼いでくれるので、街歩き中心の人に扱いやすいモデルです。裏地は合成素材、インソールはメッシュで、見た目の重厚感のわりに蒸れにくい構成になっています。ナイキやニューバランスから移ってきた人でも、幅10.5cmという数字は極端に狭くありません。
注意点は、スエード部分が水に弱いこと。雨の日に履くなら防水スプレーが前提になりますし、濡れたまま放置すると輪ジミが出ます。もうひとつ、レザーアッパーは履き込むと甲がなじんで体感が0.2〜0.3cmほどゆるくなります。試着の時点でつま先が当たっていないなら、無理にサイズを上げないほうが結果的に足に沿います。価格は販売店によって差があり、価格.comの参考最安価格(税込)は9,790円です(2026年8月18日時点、時期により変動)。
| サイズ展開 | 22.0〜30.0cm(0.5cm刻み) |
| 幅(サイズ別) | 22.0cm=9cm/22.5〜24.5cm=9.5cm/25.0〜26.5cm=10cm/27.0〜28.5cm=10.5cm/29.0〜30.0cm=11cm |
| 重量 | 390g(27.0cm) |
| ソール | ゴムミッドソール+ゴム底(ヒール高3cm) |
スピードキャット OGは薄底・軽量。細さの正体はヒール高2cm
プーマの中で「小さめ」と言われる筆頭がこのモデルです。公式データでは27.0cmで幅9.5cm、ヒール高2cm、重さ330g。22.0〜23.5cmは幅8.5cm、24.0〜26.5cmで幅9cmと、スウェード クラシックより各サイズおおむね1cm細い設計です。サイズ展開は22.0〜31.0cmと、プーマの中でも上のほうまでそろっています。
2024年6月に復刻され、スエードのレギュラーモデルは継続展開されています。廃番を心配せずに選べるのは、サイズ交換をする可能性がある人にとって安心材料です。合わせやすさで言えば、ヒール高2cmの薄いソールがパンツの裾をすっきり見せるので、細身のパンツやスラックスと相性がいい一足です。
デメリットは2つ。ひとつはクッションの少なさで、長距離を歩く日には向きません。もうひとつは、幅が細いぶん甲高の人がシューレースを締めきれないことがある点です。幅広・甲高の自覚がある人は、0.5cm上げても幅が9.5cmから10cmに変わるだけなので、そもそも別モデルを検討したほうが早いケースもあります。価格.comの参考最安価格(税込)は9,240円程度で、時期や販売店により変動します。
実はパレルモは、22.0cmから29.0cmまで幅9.5cmで固定されている
意外と知られていないのですが、パレルモの公式実寸は22.0cmから29.0cmまで、全サイズが幅9.5cmです。多くのモデルが足長に応じて幅を広げていくのに対し、パレルモは長さだけが伸びていく設計になっています。これはサイズ選びに直結する事実で、「大きめを買えば幅も広がる」という一般的な発想が通用しません。
だから、パレルモで幅がきついと感じた人が0.5cm上げても、横方向は変わらないまま、かかとが余るだけという結果になりがちです。幅で悩んでいるなら、サイズを上げるのではなく、幅10.5cmのバスケット クラシック XXIやスウェード クラシックに切り替えるのが現実的な解決策になります。
モデルとしての魅力は、1981年から1982年にかけてのアーカイブを下敷きにしたテラススタイル。イタリア・シチリア島の地名Palermoが由来で、ヒールのプーマキャットロゴ、ゴールドのシグネチャータグ、つま先のT字型構造、ガムソールという記号がそろっています。重量は27.0cmで約390g、ヒール高2cm、素材は天然皮革とゴム底。価格.comの参考最安価格(税込)は4,400円程度からで、カラーや時期によって差が出ます。
バスケット クラシック XXIは幅10.5cm+フルレザーで一番なじむ
幅で困りたくない人に案内しやすいのがこのモデルです。公式データでは25.5〜27.0cmで幅10.5cm、27.5cm以上で幅11cm、22.0〜25.0cmで幅10cm。ヒール高は2.5cmで、サイズ展開は22.0〜30.0cmです。素材は天然皮革+人工皮革のフルレザーアッパーで、ラバーミッドソールとラバーアウトソールという構成になっています。
1970年代のシルエットをアップデートしたモデルで、ラインが直線的なぶん、同じ幅の数字でもつま先の余裕を感じやすいのが特徴です。白のフルレザーはジャケットにも合わせられるので、オフィスカジュアルまで守備範囲に入ります。スウェード クラシックと迷ったら、雨や汚れへの強さで選ぶとすっきりします。
妥協点は、レザーが硬めなので履き始めに小指のつけ根が当たりやすいこと。ここは数週間かけてなじみますが、痛みが出るほど当たるなら我慢せずサイズを見直してください。もうひとつ、フルレザーは通気性がスエードより落ちるので、真夏に素足で履くと蒸れます。靴下との組み合わせまで考えてサイズを決めるのが安全です。
他ブランドから乗り換えるときのサイズ目安

| 今履いている靴 | プーマで見るべき点 | おすすめモデル |
|---|---|---|
| 幅広めのスニーカー | 幅10.5cm以上のモデルから選ぶ | バスケット クラシック XXI |
| 厚底・ボリューム系 | ヒール高2cmの薄さに慣れが必要 | スウェード クラシック |
| 細身のレトロスニーカー | 同じ感覚で選びやすい | パレルモ/スピードキャット OG |
幅広めのブランドから移ると、同じcmでタイトに感じやすい
ニューバランスやナイキの幅にゆとりのあるモデルを履いてきた人は、同じcm数のプーマを履くとタイトに感じやすく、ハーフサイズ上げを検討する声が多く見られます。理由は単純で、慣れている靴の幅が広いから。足長は変わっていないのに幅だけ狭くなると、脳は「小さい」と判断します。
ここで大事なのは、上げるべきかどうかをモデル単位で判断することです。幅10.5cmのスウェード クラシックなら、同じcmのままで収まる人もいます。一方で幅9.5cm固定のパレルモは、0.5cm上げても幅が変わらないので、上げるより幅の広いモデルに替えたほうが解決が早いこともあります。
使い分けの目安としては、普段の靴で小指のつけ根が当たった経験がある人は幅10.5cm以上のモデルから、当たった経験がない人はどのモデルでも候補に入れてよい、という切り分けが実用的です。落とし穴は、上げすぎてかかとが浮くこと。かかとが浮く靴は靴擦れの原因になり、歩き方まで崩れます。
「US表記だけ見て買う」は失敗の定番パターン
売り場でよくある失敗の1つ目がこれです。海外ブランドの感覚で「自分はUS9だから」とUS表記だけで選び、届いた靴の幅が合わずに履けなかった、というケース。プーマの日本向け商品ページは長さがcm=日本サイズで表記されているので、まずcmで合わせるのが正解です。US表記は同じ数字でもブランドごとに対応するcmが微妙に違い、換算表を挟むほどズレが増えます。
対策はシンプルで、cmで候補を決めてから、モデル別の幅を見る。この順番を守るだけで、換算ミスによる事故はほぼ消えます。並行輸入品やUK表記の靴を見るときも、必ずcm換算の記載を探してください。
もうひとつ、海外サイズ表記のブランドと併用している人は、頭の中に複数の基準ができてしまうので、自分の足長の実測値をスマホにメモしておくと迷いません。UK表記で悩みやすいブランドについては、下の記事で表記の読み方を整理しています。

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スニーカー同士でも「捨て寸」の考え方は共通
ブランドをまたぐときに効くのが捨て寸の感覚です。つま先に0.5〜1cm前後の余裕があるかどうかで、歩いたときの指の当たり方が決まります。プーマの場合、薄底のスピードキャット OGは足がソールの上に近い位置にあるので、捨て寸が少ないと指先が前に滑って当たりやすくなります。
逆に、ヒール高3cmのスウェード クラシックは前傾が緩やかなので、同じ捨て寸でも当たりにくい。つまり捨て寸の必要量はモデルのソール形状で変わります。「何cm上げる」という数字だけを他人から借りてくると、この差を無視することになります。
試すときは、靴を履いてかかとをトンと合わせ、つま先を軽く押してみてください。指が動く余裕があり、かつ甲がホールドされていれば適正です。余裕がありすぎて足が前後に動くなら、それは大きすぎるサイン。妥協して大きめを買うと、結局インソールで埋めることになり、幅が余計にきつくなります。
足の形で変わる、幅広・甲高・細足それぞれの正解
ワイズ(足囲)=足の親指と小指のつけ根まわりを一周した長さの規格で、D・2E・4Eなどで表す。一方、この記事で扱う「幅」はPUMA公式オンラインショップが平置きで測った靴の外寸(cm)。どちらも横方向の目安だが、測っている対象が足と靴で異なる。
幅広・甲高の人は、幅10.5cm前後のモデルから探す
小指のつけ根が当たりやすい人は、モデル選びの時点で幅の広いほうに寄せるのが近道です。公式実寸で見ると、27.0cmで幅10.5cmのスウェード クラシックとバスケット クラシック XXIが該当します。とくにバスケット クラシック XXIは27.5cm以上で幅11cmに広がるので、大きめのサイズを履く人ほど恩恵があります。
甲の高さで悩む人には、シューレースの調整幅が効きます。フルレザーのバスケット クラシック XXIは羽根が開く構造なので、甲が高くても紐で逃がせます。逆に、パレルモやスピードキャット OGは甲まわりのゆとりが少なく、締めきれない・逆に締めても余るという状況が起きにくい代わりに、合わない人には調整の余地が小さいです。
気をつけたいのは、幅を理由にサイズを上げすぎること。足長が26.5cmの人が幅のために27.5cmを買うと、つま先に2cm近い空間ができて、歩くたびに足が前に滑ります。外反母趾や幅の悩みが強い場合は、靴だけで解決しようとせず、気になる症状が続くなら専門医に相談してください。
細足・甲が低い人は、幅9.5cmのモデルのほうが安定する
足が細めで、いつも靴の中で足が泳ぐという人には、幅9.5cmのスピードキャット OGやパレルモが向きます。ホールドが効くので、歩行中にかかとが上下せず、靴擦れも起きにくくなります。とくにスピードキャット OGは22.0〜23.5cmで幅8.5cmと、小さいサイズ帯でしっかり細く作られているので、レディースサイズで幅が余りがちだった人にも候補になります。
使いどころとしては、電車移動が多い日や、荷物を持って歩き回る日。足が靴の中で動かないぶん、指に余計な力が入りません。ヒール高2cmで重さ330gという軽さも、細足の人が求めるフィット感と噛み合います。
注意点は、細いモデルは靴下の厚みに敏感なこと。夏用の薄いソックスで合わせたサイズは、冬に厚手のソックスを履くと途端にきつくなります。年間を通して1足で回すつもりなら、厚手の靴下を持参して試着するか、通年で履く靴下の厚みを決めてしまうほうが失敗しません。
左右差とむくみを勘定に入れて、測る時間を決める
左右の足長が0.5cm違う人は珍しくありません。基本は長いほうに合わせ、短いほうはインソールや靴下の厚みで詰めます。逆をやると、長いほうの指が常に当たり続けることになります。
むくみも見落とされがちな要素です。足は夕方にかけて大きくなるので、朝に測って買った靴が夜にきつくなることがあります。試着や採寸は、できれば夕方以降に行うのが基本。通勤や外回りで歩いた後の状態が、その靴を実際に履いている時間帯の足に近いからです。
もうひとつ、季節の要素もあります。冬は厚手の靴下、夏は素足に近い履き方をする人が多いので、どちらの前提で選ぶかを先に決めておく。プーマの公式サイズガイドでも、商品は平置きで実寸を測定していて1〜2cmの誤差があると案内されています。数字は基準であって絶対値ではない、という前提で使ってください。
サイズ選びでよくある失敗と、その回避策

・そのモデルの公式サイズチャートで、狙っているcmの「幅」を確認したか
・0.5cm上げたとき、幅も変わるモデルか(パレルモは全サイズ幅9.5cm)
・普段履く靴下の厚みを前提にサイズを決めたか
・交換・返品の条件と期限を先に確認したか
失敗2:「スエードは伸びる」と信じて小さめを買う
2つ目の定番失敗が、素材の伸びに期待して小さいサイズを選ぶパターンです。確かにレザーやスエードは履き込むと甲まわりがなじみますが、なじむのは主に横方向と甲の高さで、長さはほとんど変わりません。つま先が当たっている靴は、いくら履いても当たり続けます。
原因は、「革靴は伸びる」という知識をスニーカーにそのまま持ち込んでしまうこと。スウェード クラシックやバスケット クラシック XXIはレザーアッパーですが、ソールはゴムで固定されているので、革靴のように木型で伸ばす調整はできません。
対策は、試着の判定を「長さは今の状態で合っているか」「幅は少しきつい程度か」の2軸に分けること。長さが合っていて幅がわずかにきついだけなら、履き込みで解決する見込みがあります。長さが足りないなら、迷わず0.5cm上げてください。スエードのケア方法は下の記事にまとめています。

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失敗3:セール品しか在庫がなく、0.5cm妥協してしまう
3つ目は、価格に引っ張られてサイズを妥協する失敗です。パレルモの参考最安価格(税込)は4,400円程度からと手を出しやすい水準なので、「安いから多少大きくてもいい」と考えてしまいがち。ところが0.5cm大きい靴は、歩行のたびにかかとが浮き、アキレス腱まわりが擦れます。
原因は、サイズよりも価格が判断基準の上に来てしまうこと。セール在庫は残っているサイズが偏るので、この状況は起きやすくなります。とくに人気モデルは中心サイズから売れていくため、端のサイズだけが安く残ります。
対策は、買う前に「このサイズなら買う」というcmを決めておき、そこに在庫がなければ見送ること。どうしても欲しい場合は、厚手のインソールで0.3cm程度なら調整できますが、幅も同時に狭くなる点は覚悟が必要です。かかとが浮く靴を無理に履き続けると、靴擦れだけでなく靴自体の型崩れも早まります。
失敗4:モデルを替えたのにサイズだけ引き継ぐ
4つ目は、プーマの中でモデルを乗り換えるときに起きます。スウェード クラシックの27.0cmが合っていた人が、そのままスピードキャット OGの27.0cmを買うと、幅が10.5cmから9.5cmに変わるので体感が別物になります。同じブランドだから同じサイズでいい、という思い込みが原因です。
公式が各サイズの幅を公開しているのは、この差を確認してほしいからでもあります。買い替えのたびに、狙っているサイズの幅を見る習慣をつけると、失敗の確率がはっきり下がります。
対策として、手持ちのプーマのモデル名と幅の数字をメモしておくと比較が速くなります。「自分は幅10cmだと快適、9.5cmだと少し締まる」という自分基準ができれば、新しいモデルでも初手で外しません。逆に、モデル名だけを覚えていてもサイズ選びの役には立ちません。
プーマのサイズ感で迷ったときの試着チェック手順
①かかとを合わせてつま先の余裕を確認 → ②紐を締めて甲のホールドを見る → ③その場で20歩ほど歩く → ④かかとが浮かないか確認 → ⑤小指のつけ根の当たりをチェック
かかと基準で合わせて、つま先の余裕を指で確かめる
試着は、靴を履いたらまずかかとを地面にトンと当てて、かかと側を基準に合わせるところから始めます。この状態でつま先に指が入る余裕があるかを見るのが最初の関門です。プーマは薄底のモデルほど足が前に滑りやすいので、この工程を飛ばすと判断がずれます。
目安としては、つま先を指で押して靴の内側に少し余白があること。ぴったり指先が当たっているなら0.5cm上げる候補になります。逆に、指2本分ほど余るようなら大きすぎです。
注意点は、座ったまま判定しないこと。立ち上がると体重で足が広がり、長さも0.2〜0.3cmほど伸びます。座って「ちょうどいい」と感じた靴が、立つと当たるのはこのためです。必ず立った状態で確認してください。
紐を締めた状態で甲のホールドを見る
次に見るのが甲です。シューレースを普段どおりの力で締めて、甲が押さえられているかを確認します。甲が浮いていると、歩くたびに足が前に滑り、つま先が当たります。逆に締めても甲が痛いなら、そのモデルは合っていません。
幅の広いバスケット クラシック XXIは羽根の開きで甲高に対応しやすく、幅9.5cmのパレルモやスピードキャット OGは調整幅が小さいという違いが、ここで表面化します。同じcmでも「履ける/履けない」が分かれるのは、長さではなく甲まわりであることが多いです。
妥協点として、甲が少し当たる程度ならレザーがなじんで数週間で落ち着くことがあります。ただし、痛みが出るほど当たる場合は伸びを待たずにサイズやモデルを変えてください。痛みを我慢して履き続けると、歩き方が崩れて別の場所に負担が移ります。
インソールを抜いて足を乗せる、売り場での確認方法
サイズ選びで迷ったときに使えるのが、取り外せるインソールを抜いて床に置き、その上に足を乗せてみる方法です。かかとを合わせたときにつま先がどれだけはみ出すか、足の幅がインソールからどれだけ出るかを目で見て確認できます。プーマのスニーカーはインソールが取り外せるモデルが多く、この確認がしやすい部類です。
幅が明らかにはみ出しているなら、そのモデルは幅が足りていません。サイズを上げても解決しないことがあるので、幅10.5cm以上のモデルに切り替える判断材料になります。長さだけが足りないなら、0.5cm上げれば済む話です。
注意点は、この方法はあくまで補助だということ。アッパーの素材や履き口の形で体感は変わるので、最終判断は履いて歩いた感覚に委ねてください。店頭で試せるなら、両足とも履いて20歩ほど歩く。これだけで通販での失敗確率は大きく下がります。
ネット通販で買うときの注意点とよくある質問
公式の採寸は平置き実寸。1〜2cmの誤差は前提として見る
通販で気をつけたいのが、公表されている数字の性質です。PUMA公式オンラインショップのサイズガイドでは、商品を平台に平置きして実寸を測定していること、商品によっては若干の誤差が発生し1〜2cmの誤差は了承が必要であることが明記されています。つまり幅10.5cmという数字は、絶対値ではなく比較のための基準です。
この前提を理解していれば、「10.5cmと9.5cmのどちらが広いか」という比較には安心して使えます。一方で、「自分の足幅が10.2cmだから10.5cmならぴったり」という使い方はできません。足の幅と靴の外寸は別物だからです。
加えて、公式サイズガイドではアパレル商品の採寸タグがヌード寸法、オンラインストアは平置き実寸で、採寸方法が異なることも案内されています。数字の出どころが違えば比較できない、という当たり前の話ですが、通販ではここを混同した相談がよく来ます。
交換・返品条件を、カートに入れる前に確認する
サイズが不安な状態で通販を使うなら、購入先の交換条件を先に見ておくのが安全策です。販売店によって、未使用であれば交換可・サイズ違いのみ可・セール品は対象外など、条件は分かれます。届いてから調べると期限を過ぎていた、という事故が起きやすいところです。
使い分けとしては、初めて買うモデルは交換条件の整った店で、サイズが分かっているモデルの色違いは価格重視で、という選び方が現実的です。同じモデルの2足目なら、幅の数字も確認済みなのでリスクが低くなります。
注意点として、試着は必ず室内で、汚れがつかない状態で行うこと。屋外で一度でも歩くと使用済み扱いになり、交換ができなくなります。箱やタグも捨てずに残しておいてください。
よくある質問
まとめ
プーマのサイズ感で迷ったら、まずは紙と定規を用意して、両足の足長を測るところから始めてください。この数字さえ手元にあれば、スウェード クラシックの幅10.5cmとスピードキャット OGの幅9.5cmという公式データが、そのまま自分向けの判断材料に変わります。モデル名で悩むより、幅の数字を見比べるほうが早く答えにたどり着けます。
※価格・サイズ展開は変動します。購入前に公式サイトおよび販売店の最新情報をご確認ください。

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