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ドクターマーチンを買ったはいいものの、「紐が余って足首でモタつく」「なんだかヒモの見た目が野暮ったい」と感じていませんか。実はマーチンは、同じ一足でも紐の通し方と結び方を変えるだけで、印象がガラッと変わる靴です。締め方ひとつで脱ぎ履きのしやすさも足あたりも変わります。
結論からお伝えすると、覚えておきたいのは「通し方3種類」と「余った紐の始末2種類」、そして「ほどけにくくするコツ」だけ。これさえ押さえれば、8ホールも3ホールも自分好みに履きこなせます。ドクターマーチン公式も4つのクラシックな通し方を紹介していて、そこに定番のアレンジを足したのがこの記事の7通りです。
この記事では、靴売り場でよく聞かれる「どう通せばいい?」「余った紐はどうするの?」という疑問に、モデル別のホール数や純正シューレースの長さといった具体的な数字も交えてお答えします。読み終わるころには、今日から自分のマーチンを結び直したくなるはずです。
・定番の通し方3種(クロス/ストレートバー/ラダー)の違いと手順
・8ホールが一番映える「ストレートレーシング」のコツ
・余った紐の始末(アンクルウーンド・本結び)とほどけにくくする方法
・モデル別のホール数と純正シューレースの長さ(8・10・3ホール)
ドクターマーチンの紐の結び方、まず押さえたい3つの基本

ドクターマーチンの紐まわりでつまずく人のほとんどは、「通し方」と「結び方」をひとまとめに考えています。この2つは別物で、分けて理解すると一気にラクになります。まずは選ぶ前提となる基本を3つ整理しておきましょう。
「通し方」と「結び方」で印象の9割が決まる
マーチンの見た目を左右するのは、アイレット(紐を通す穴)にどう紐を這わせるかという「通し方」と、履き口で紐をどう留めるかという「結び方」の2軸です。通し方はクロス・ストレートバー・ラダーなどで表情が変わり、結び方はほどけにくさや余り紐の処理に効いてきます。たとえば同じ8ホールでも、クロスに通して蝶々結びにするとカジュアル、横一文字に通して固結びにすると無骨な印象になります。理由はシンプルで、革靴やブーツは面積の大きいアッパーに対して紐のラインが一番動く要素だから。まずは「通し方=見た目」「結び方=機能」と覚えておくと、この後の話がすんなり入ってきます。逆に言うと、通し方だけ真似ても結び方が雑だとほどけやすく、両方セットで考えるのが失敗しないコツです。
足のむくみと脱ぎ履き頻度で選ぶのが正解
どの通し方が合うかは、見た目の好みだけでなく生活スタイルで決まります。結論として、脱ぎ履きが多い人はゆるめに調整しやすいクロス系、しっかり足首を固定したい人はストレートやラダー系が向きます。理由は、マーチンはソールが硬く履き口も深いため、締め方が合わないと甲が痛くなったり逆に脱げやすくなったりするから。夕方に足がむくみやすい人、立ち仕事の人は、上2つのアイレットを空けて調整代を残すと快適です。飲食店や和室など靴を脱ぐ機会が多いなら、毎回ほどかずに済むゆるめのクロス+緩めの固定が現実的。一方でライブやフェスなど動きの激しい場面では、足首まで締めるラダーやアンクルウーンドが安心です。注意点として、締めすぎは血行を妨げて足先が冷えたりしびれたりする原因になるので、指1本入る余裕は残しておきましょう。
モデルで違うホール数を先に確認(1460・1461・1490)
通し方を選ぶ前に、自分のマーチンが何ホールかを確認しておきましょう。定番モデルはアイレット数がはっきり決まっています。アイコンの1460は8ホールブーツ、革靴のように履ける1461は3ホールシューズ、ハイカットの1490は10ホールブーツです。ホール数が多いほど通し方のアレンジ幅が広く、少ないほどシンプルになる代わりに色や素材で個性を出す方向になります。これは後述する純正シューレースの長さにも直結する話で、8ホールと3ホールでは必要な紐の長さがまったく違います。マーチンはガラリと印象を変えられる外羽根(開いて脱ぎ履きしやすい羽根)構造なので、羽根の仕組みを知っておくと調整の理屈もつかみやすくなります。羽根の種類については下の記事も参考にしてください。

アイレット=紐を通す穴のこと。「ホール」とほぼ同じ意味で使われる。マーチンでは「8ホール=アイレットが左右8対」を指す。プルタグ=かかと上部についた黄色い引き手で、履くときに指を掛けるタブ。
| モデル | ホール数 | 純正レース長 | 向く通し方 |
|---|---|---|---|
| 1460 | 8ホール | 140cm | クロス/ストレート/アンクルウーンド |
| 1461 | 3ホール | 65cm | クロス/色替えアレンジ |
| 1490 | 10ホール | 140cm/210cm | ラダー/アンクルウーンド |

定番はこの3つ|クロス・ストレートバー・ラダーの通し方
ドクターマーチン公式が紹介しているクラシックな通し方は4つ。そのうち日常で使いやすい主役が、クロス・ストレートバー・ラダーの3種です。ここではそれぞれの見た目・手順・向いている人を整理します。まず1本試すなら、失敗が少ないクロスから始めるのがおすすめです。
クラシッククロスレース|一番オーソドックスで失敗しない
迷ったらこれ、というのがクラシッククロスレース。左右の紐をX字に交差させながら上へ通していく、もっともバランスの取れた基本の通し方です。手順は、一番下のアイレットに両端を外側から内側へ通し、各段でクロスさせながら上に進むだけ。トップの2つのアイレットを空けておくと、最初の脱ぎ履きがラクになります。締め加減を段ごとに調整しやすいので、甲高・幅広の人でもフィットさせやすいのが強み。ビジネス寄りにもカジュアルにも合わせやすく、8ホールでも3ホールでも破綻しません。デメリットらしいデメリットは「無難すぎて個性が出にくい」ことくらい。最初の1足はここから始めて、慣れてきたら他の通し方に挑戦するのが王道です。トップは後ろに回すか、蝶々結びか固結びで留めましょう。
通し方に迷ったら、まずクラシッククロス。段ごとに締め具合を変えられるので、甲高・幅広の足でも痛くなりにくく、どんなコーデにも合います。上2ホールを空けて履くと着脱がぐっとラクになります。
ストレートバー|外から見て横一文字のすっきり見え
紐が外から見て横一直線に並ぶのがストレートバー(ストレートレーシング)。交差する部分が内側に隠れるため、正面から見たときに整った印象になります。手順は、一番下のアイレットに外側から内側へ通し、片方は数段上へスキップさせ、もう片方は隣の段へ横に渡す、を繰り返してバーを作っていくやり方。長めのレースのほうが余裕を持って通せます。無骨さと清潔感が両立するので、革靴として履きたい3ホールや、きれいめに見せたい8ホールにハマります。注意点は、クロスに比べて締め加減の微調整がしづらいこと。甲の一部だけゆるめたいといった調整には向かないので、足にクセがある人は締め具合を確かめながら通してください。ほどけにくさより見た目重視の通し方だと考えると選びやすいです。
ラダーレース|足首までしっかり締まるミリタリー調
10ホールのようなハイブーツで真価を発揮するのがラダーレース。はしご状に紐が重なる、タフでしっかりしたミリタリースタイルの通し方です。手順は内側から始め、両側に縦のループを作り、そのループへ横棒を渡すようにクロスさせて、はしごの段を積み上げていくイメージ。最後は内側で結びます。ホールド力が高く、足首までがっちり固定できるので、歩き回るフェスや長時間の立ち仕事でもズレにくいのが魅力です。反面、通すのに手間がかかり、脱ぎ履きのたびに大きくゆるめる必要があるため、日常の着脱が多い人には少し面倒。見た目のインパクトが強いぶん、シンプルなコーデのアクセントとして効きます。まずは1490や8ホールで一度組んでみて、締まり具合を体感するのがおすすめです。
8ホールが一番映える「ストレートレーシング」を極める

「8ホールをかっこよく履きたい」なら、外せないのがストレート(イージー)レーシング。ロックやパンクの世界で定番になってきた、横一文字でタイトに締める通し方です。ここでは歴史・締めるコツ・合う服まで掘り下げます。
どんな通し方?ロックの現場で育った定番
ストレート(イージー)レーシングは、一番下のホールに紐を通したあと、左右どちらかを長めにとり、すべてのホールへ横一文字で通していく方法です。水平に並んだ紐がすっきり見えるのが特徴で、8ホールブーツをタイトに締めて履くこのスタイルは、60〜80年代のミュージシャンの間でスタンダードになっていました。UKロック調の着こなしと相性が良く、無骨さと清潔感を同時に出せます。手順自体はシンプルなので、クロスに慣れたら次に試したい通し方。片側の紐が長くなる構造上、通し始めにどちらを長くとるか決めておくと最後の帳尻が合いやすいです。左右の紐の長さがちぐはぐになった場合は、一度抜いてスタート位置をずらすと整います。見た目の完成度が高く、写真映えもする通し方です。
タイトに締めるスタイルは、そのぶん脱ぎ履きに時間がかかります。毎日履く人は、上2ホールだけクロスに戻して着脱代を残す“ハイブリッド”がおすすめ。すべて横一文字に締め切ると、脱ぐたびに紐を大きくゆるめる手間が発生します。
タイトに見せつつ痛くしない締め方のコツ
ストレートレーシングの肝は「見た目はタイト、でも足は痛くない」を両立させること。コツは、足の甲でいちばん高い部分の締め付けを一段ゆるめておくことです。マーチンはソールと甲のレザーが硬く、履き下ろしのうちは特に甲が当たりやすいので、全段を均等にきつく締めると甲の骨が痛くなります。理由は、横一文字は各段のテンションが独立していて、一箇所きついとそこだけ食い込むから。対策として、甲の高い段だけ指1本ぶんゆとりを持たせ、足首側でホールドを補うとバランスが取れます。履き慣らし前の新品は無理に締め上げず、まずは軽く固定して足なじみを待つのが正解。革が沈んで足に合ってくると、同じ締め具合でも当たりが和らいでいきます。痛みを我慢して履くと靴擦れの原因になるので、締め方で逃がすのが賢いやり方です。
合わせる服とロールアップの見せ方
横一文字に締めた8ホールは、紐のラインを見せてこそ映えます。結論として、裾を軽くロールアップするか、細めのパンツを合わせて足首まわりをすっきり見せると、通し方の直線的な美しさが際立ちます。ワイドパンツで足元を隠してしまうと、せっかくのストレートレーシングが見えず宝の持ち腐れに。理由は、この通し方の魅力が「紐の水平ライン」にあるから。デニムなら足首が見える丈、スカートやワンピースならタイツと合わせて紐を主役にすると、無骨さが上品に転びます。注意点として、紐の色をアッパーと同色にするとラインがぼやけるので、あえて明るい色や太めの紐にするとラインが強調されます。逆に落ち着かせたいときは同色でまとめる、と覚えておくと着こなしの幅が広がります。
余った紐、どうする?アンクルウーンドと本結び
マーチンで一番よく聞かれる悩みが「紐が余ってダラつく」問題。特に8ホール・10ホールは純正でも140cmと長めなので、余りが出やすい構造です。ここでは、余った紐をきれいに始末する定番2種と、プルタグを守る巻き方を紹介します。
アンクルウーンド|余りを足首に巻いて解決
余った紐の始末として王道なのがアンクルウーンド。名前のとおり、余った紐を足首にぐるっと巻きつけてから結ぶスタイルで、パンクファッションで好まれてきた結び方です。手順は、通常どおり上まで通したあと、余った左右の紐を足首の後ろで交差させ、前に回してリボンや固結びで留めるだけ。長い紐がすっきりまとまり、足首のホールドも上がって一石二鳥です。8ホール・10ホールのように紐が余りやすいモデルほど効果的。デメリットは、巻くぶん脱ぎ履きにやや手間がかかることと、締めすぎると足首を圧迫することです。かかと上のプルタグ周辺は動きが集中して傷みやすい部分なので、締め加減には注意しましょう。余りが少ないときは無理に巻かず、次の本結びのほうが向いています。
本結び|固結び2回で紐を内側に隠す
すっきり見せたいなら本結びが便利です。蝶々結びのループを作らず、紐を内側に完全に隠してしまう始末の仕方です。手順は、通常どおり斜めに掛け合わせて上まで通したあと、履き口で蝶々結びではなく固結びを2回。そして余った紐をブーツの中に押し込んで、外から見えないようにすれば完成です。ループがないぶん引っかかりにくく、紐がほどけて踏む心配も減ります。ミニマルな見た目になるので、きれいめコーデや3ホールとの相性が抜群。デメリットは、固結びなので脱ぐときにほどきにくく、毎回結び直す必要があること。日常で頻繁に脱ぎ履きする人には向きません。ここぞという日の履き方、あるいはほぼ脱がない日の始末として使い分けると便利です。押し込む紐が多いと甲が盛り上がるので、余りが多い場合はアンクルウーンドと迷いましょう。
プルタグを守る巻き方のひと工夫
意外と知られていないのが、紐の巻き方でプルタグの寿命が変わることです。結論として、アンクルウーンドで足首に巻くとき、紐をプルタグの中(引き手の輪)を経由させて通すと、プルタグが外側へ向くように癖づけできます。これがなぜ効くかというと、プルタグはかかと上の付け根に力が集中して切れやすい部分で、外側へ倒しておくと根元への負担が分散するから。履くたびに指を掛けて引っ張るタブなので、意識して守る価値があります。手順は難しくなく、足首に巻く一周のどこかでプルタグの輪に紐を通すだけ。注意点は、通す位置がきつすぎるとかえってタブを引っ張ってしまうので、あくまで軽く沿わせる程度にすること。長く履きたいなら、こうした小さなクセづけが効いてきます。
ほどけにくくしたい人へ|イアンノットと締め直しのコツ
「歩いているとすぐほどける」という悩みは、結び方を変えるだけで解決することが多いです。ここでは強力な結び方イアンノットと、ほどける原因、そしてやりがちな失敗パターンを取り上げます。
イアンノット結び|見た目は蝶々結び、でもほどけない
ほどけにくさを求めるなら、イアンノット結びが答えです。見た目は普通の蝶々結びと同じなのに、簡単にはほどけなくなる、丸紐向けの強力な結び方です。手順は、左右それぞれで輪(ループ)を作り、その2つの輪を互いに交差させて同時に引き締めるやり方。文字だと難しく感じますが、一度覚えると通常の蝶々結びと同じ速さで結べます。マーチンの純正丸紐はツルツルしてほどけやすいので、この結び方の恩恵が大きいモデルです。仕事で歩き回る人、子どもの靴の結び直しが面倒な人に特に向いています。デメリットは最初の習得に少し練習が要ることくらい。ほどきたいときは片方の紐端を引けば普通にほどけるので、固結びのように脱ぎ履きで困ることもありません。ほどける悩みの決定打として、まず試してほしい結び方です。
そもそも丸紐がほどける原因
ほどける原因を知っておくと対策が的確になります。結論から言うと、マーチンの純正丸紐は断面が丸くて表面がすべりやすいため、結び目のテンションが逃げやすいのが主因です。平紐に比べて接触面積が小さく、摩擦が効きにくいので、歩行の振動で少しずつゆるんでいきます。対策は3つ。1つ目はイアンノットなど摩擦を増やす結び方に変えること、2つ目は結んだあとに輪を一度きゅっと締め直す習慣をつけること、3つ目はどうしても気になるなら平紐タイプの交換用レースに替えることです。注意したいのは、ほどけにくくしようと固結びを多用すると、脱ぐときにほどけず爪でこじ開けるハメになり、紐端が傷むこと。ほどけやすさと着脱のしやすさはトレードオフなので、生活に合う落としどころを見つけましょう。
失敗パターン①|締めすぎで甲やアキレス腱が痛い
よくある失敗の1つ目が、ほどけるのを嫌って締めすぎ、甲やアキレス腱が痛くなるケースです。原因は、マーチンのレザーとソールが硬く、履き慣らし前は特に足当たりが強いのに、全段を均一にきつく締めてしまうこと。特に足首まわりを強く締めると、かかと上が擦れてアキレス腱の靴擦れにつながります。対策は、甲の高い段と足首の段を一段ずつゆるめ、指1本入る余裕を残すこと。そして新品のうちは無理に締め上げず、革がなじむまで待つことです。マーチンは履き込むほど足に沿ってくる靴なので、最初の窮屈さを締め付けで解決しようとしないのがコツ。もし靴擦れができてしまったら、無理に履き続けず保護してから対処してください。アキレス腱の靴擦れの原因と予防は、下の記事で詳しく解説しています。

3ホール(1461)は通し方より「色」で個性を出す
3ホールの1461は、8ホールほど通し方のバリエーションがありません。だからこそ、色や素材で遊ぶのが正解。ここでは3ホールならではのアレンジ術と、紐選びでやりがちな失敗を紹介します。
3ホールはアレンジ幅が狭いぶんシンプルが映える
3ホールの1461は、アイレットが左右3対しかないため、複雑な通し方を組む余地が少ないモデルです。結論として、クラシッククロスかストレートバーで素直に通すのが一番きれいに決まります。理由は、面積の小さい甲に凝った通し方を入れても目立たず、かえってゴチャついて見えるから。革靴に近い佇まいの1461は、通し方で主張するより、レザーの光沢とシルエットで見せる靴です。純正レース長も65cmと短く、余りが出にくいので始末に悩む場面もほとんどありません。ビジネスカジュアルにも合わせやすく、スラックスやワンピースと相性抜群。凝ったことをしたくなったら通し方ではなく、次に紹介する「色替え」に振るのがこのモデルの正しい遊び方です。シンプルゆえに素材とサイズ感が仕上がりを左右します。
| シーン・タイプ | おすすめの通し方・結び方 |
|---|---|
| きれいめ・オフィス | ストレートバー+本結び(3ホール向き) |
| 脱ぎ履きが多い | クロス+上2ホール空け+イアンノット |
| ライブ・アウトドア | ラダー or アンクルウーンド(足首固定) |
| 個性を出したい | 色替えレース+クロス(差し色) |
色替えレースはコーデの差し色に効く
3ホールをいちばん手軽に変身させるのが、レースの色替えです。シューレースの色を替えるだけで印象は大きく変わり、モノトーンコーデの差し色にしたり、インナーやバッグと色を合わせて統一感を出したりできます。黒のマーチンに赤や黄色の紐を入れれば足元が一気に主役に、逆に同系色でまとめれば大人っぽくまとまります。手順は紐を抜いて入れ替えるだけと簡単なのに、コーデの印象を左右する費用対効果の高いアレンジです。ポイントは、紐の色をどこか一箇所(バッグ・帽子・インナー)とリンクさせること。バラバラに色を足すより、拾い色にするとまとまって見えます。注意点として、白など明るい色の紐は汚れが目立ちやすいので、複数本持っておくと気分やシーンで替えられて便利。素材も、光沢のある丸紐かマットな平紐かで印象が変わります。
失敗パターン②|紐の長さを間違えて買い直し
2つ目のありがちな失敗が、交換用レースの長さを間違えて買い直すことです。原因は、モデルのホール数と純正の長さを確認せずに買ってしまうこと。3ホール用は65cm、8ホール・10ホール兼用は140cm、アレンジ用や10ホール・14ホール兼用は210cmと、規格がはっきり分かれています。3ホールに140cmを買うと余りまくり、逆に8ホールに65cmでは全ホールに届きません。対策はシンプルで、自分のマーチンのホール数を数え、上の表の純正長を目安に選ぶこと。凝った通し方をしたい、アンクルウーンドで巻きたいという人は、標準より長い210cmを選ぶと余裕を持って組めます。色や素材で選ぶ前に、まず長さを合わせるのが失敗しないコツ。切って調整する自作は端がほつれやすいので、既製の長さから選ぶほうが仕上がりがきれいです。
紐を長持ちさせる・交換するときの選び方
お気に入りの通し方が決まったら、その状態を長く保つケアも大切です。ここでは純正シューレースの規格、切れる前の予防、そして「実は結ばない」という逆張りの履き方まで紹介します。
純正シューレースの長さは3規格を覚えれば十分
交換用レースを選ぶなら、覚える長さは3つだけで十分です。ドクターマーチン公式では、3ホール用として65cm、8ホール・10ホール用として140cm、さらにアレンジ向けや10ホール・14ホール兼用として210cmのシューレースが用意されています。基本は自分のホール数に合わせた標準長を選べばよく、特殊な通し方やアンクルウーンドでしっかり巻きたい場合だけ210cmを検討する、と考えるとシンプルです。純正は太さや先端の金具(アグレット)の作りが本体に合っているので、通したときの収まりがよく長持ちします。理由は、社外品だと太さが合わずアイレットで擦れて早く傷むことがあるから。迷ったら純正、こだわるなら太さと素材(丸紐・平紐)で選ぶ、が失敗しない順序です。正確な長さや在庫は公式サイトで確認できます。マーチン公式のシューレースの通し方ガイドも参考になります。
切れる前にできる紐のケアと交換サイン
紐は消耗品ですが、ケア次第で寿命は変わります。結論として、先端の金具(アグレット)のほつれと、結び目付近の毛羽立ちが交換のサイン。ここが傷むと通しにくくなり、やがて根元から切れます。予防のコツは、毎回同じ場所で固結びをしないこと。結び目が一箇所に集中すると、その部分だけ摩耗が進むからです。通し方を時々変える、結ぶ位置を少しずらすだけでも寿命は延びます。また、濡れたまま放置すると繊維が傷むので、雨の日に濡れたら陰干しでしっかり乾かしましょう。アグレットが取れて通しにくくなったら、無理せず交換のタイミング。紐が切れる原因と応急処置、切れにくい紐への交換については下の記事で詳しくまとめています。

逆張り視点|実は「毎回結ばない」履き方もある
意外と知られていないのですが、マーチンは必ずしも毎回結ぶ必要はありません。ゆるめに固定して結び目を作り置きし、脱ぎ履きは羽根を開くだけ、という履き方も成り立ちます。理由は、マーチンが外羽根構造で羽根が大きく開くから。上の数ホールを軽めに通しておけば、紐をほどかずに足を入れられます。脱ぎ履きが多い人や、そもそも固結びで見た目を優先したい人には現実的な選択です。手順は、まず足がスッと入る締め具合を見つけ、その状態で固結びして紐を内側に隠すだけ。デメリットは、フィット感の微調整ができないことと、ゆるすぎると歩行時に脱げやすいこと。だからこそ「入るけれど脱げない」ギリギリの締め具合を探すのがポイントです。結ぶ手間を減らしたい人は、一度この履き方を試す価値があります。
まとめ|通し方3種と余り紐の始末を覚えれば自在に履きこなせる
ドクターマーチンの紐まわりは、「通し方=見た目」「結び方=機能」と分けて考えれば難しくありません。まずは手持ちの一足で、いつものクロスから横一文字のストレートに変えてみる。それだけで足元の印象がぐっと締まります。余った紐は足首に巻くか内側に隠すか、生活スタイルに合うほうを選べば大丈夫。今日の帰宅後、まず紐を一度全部抜いて、好きな通し方で組み直すところから始めてみてください。
※シューレースの長さ・在庫・最新の仕様は、ドクターマーチン公式サイトでご確認ください。

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