本記事にはプロモーション(広告)が含まれています
コンバースのオールスターを買おうとして、「いつものサイズでいいのか、0.5cm上げるべきか」で手が止まる人は多いはずです。ネットには「1cm上げが正解」という声もあれば「普段どおりでいい」という声もあり、どちらを信じればいいのか分かりません。
結論から言うと、オールスターのサイズは足長よりも「甲のゆとり」で決まります。オールスターは足を上から押さえる力が強い作りなので、足長が合っていても甲が当たれば痛くなり、逆に甲が入れば足長は多少余っても履けてしまう。だから「普段の0.5cm上げ」を起点にして、自分の甲の高さで前後に調整するのが現実的な選び方になります。
しかもこの前提は、2025年10月にオールスターが約25年ぶりに刷新されたことで少し変わりました。1990年代のラスト(木型)から、甲周りにゆとりをもたせた新しいラストへ切り替わったからです。この記事では、公式の仕様変更点を確認しながら、定番モデルからU.S. ORIGINATOR、MADE IN JAPANまで系統ごとのサイズ感の違いと、幅広・甲高の人の逃がし方までを整理します。
・オールスターのサイズを「0.5cm上げ」から考える理由と、上げてはいけない人の条件
・2025年の新ラストで甲まわりとフィット感がどう変わったか
・定番・Ⓡ・U.S. ORIGINATOR・MADE IN JAPANの系統別サイズ感と価格の違い
・幅広・甲高の人が痛みを避けるための具体的な4つの手
コンバース オールスター サイズ感の答えは「0.5cm上げ」から始める

迷ったら0.5cm上げを起点にすべき理由
サイズで迷っているなら、まず普段のスニーカーより0.5cm上げたサイズを基準に考えてください。オールスターはキャンバス地のアッパーをシューレースで直接締め上げる構造で、足の甲を上から押さえる力が強く出ます。つま先の空間(捨て寸)が足りていても、甲が当たると足の甲側に痛みが出やすい。だから足長基準で「ちょうど」を選ぶと窮屈に感じる人が出てきます。
実勢の使われ方でも、足幅が細い人は実寸どおり、標準的な人は0.5cm上げ、幅広・甲高の人は1.0cm上げが目安として語られることが多いモデルです。ナイキやアディダスのように「モデルごとにワイズが公表されている」わけではなく、コンバースの定番オールスターはワイズ表記そのものがありません。つまり幅の調整は、サイズを上げ下げして行うしかない構造になっています。
使いどころとしては、通勤や街歩きのように長時間履く場面ほど0.5cm上げが効きます。厚手の靴下を履く冬場も同様です。一方で注意したいのは、0.5cm上げるとつま先の空間も一緒に増えるという点。かかとが浮きやすくなるので、上げたぶんはシューレースをしっかり締めて足首側で止める前提になります。ゆるく履きたい人ほど、上げすぎは逆効果です。
足幅が細い人は普段どおりのサイズで合うこともある
足幅が細めの人、足囲が小さい人は、0.5cm上げずに普段のサイズで合うケースが少なくありません。オールスターは「幅が狭めで縦が長い」と言われますが、これは裏を返せば、細い足には素直に沿うということです。細足の人が0.5cm上げると、幅方向のホールドまで失われて足が靴の中で泳ぎ、歩くたびにかかとが上下します。
判断の基準は、普段履いているスニーカーで「幅がきつい」と感じたことがあるかどうか。ニューバランスのワイズDや、幅の細い革靴でも余裕があるタイプなら、オールスターは実寸どおりで問題ないことが多いはずです。逆に、いつも幅で靴を選んでいる人はこの記事の後半の幅広向けの章を先に読んでください。
比較として、同じコンバースでもジャックパーセルは甲の押さえ方が違い、オールスターより素直に足長で決められると言われます。オールスターだけが特別に「上げ前提」になりやすいのは、あのシンプルなキャンバス構造ゆえです。注意点は、細足の人でも新品のうちはキャンバスが硬く、履き始めの数日は小指の付け根が当たることがある点。キャンバスは履くうちに足に沿ってなじむ素材なので、初日のきつさだけで即座にサイズを上げないほうが失敗が少なくなります。
0.5cm上げが裏目に出る2つのケース
「とりあえず上げておけば安全」は成立しません。裏目に出るパターンは主に2つあります。1つ目は、かかとが小さい人が0.5cm上げたケース。足長が伸びるとヒールカップの位置も後ろにずれるため、歩行のたびにかかとが抜けて靴擦れの原因になります。とくにローカットは足首で押さえられないぶん、この抜けが顕著に出ます。
2つ目は、細身のパンツに合わせたい人が上げたケース。オールスターは元々つま先が細く伸びたシルエットで、0.5cm上げると靴だけが前に長く見えます。足元をすっきり見せたくて選んだのに、写真に撮ると靴が主張しすぎる、という不満につながります。シルエット目的で買う人ほど、上げるべきか慎重に考える価値があります。
対策はシンプルで、上げるかどうかを「幅と甲」だけで判断すること。幅も甲も普通で、かかとが小さめなら実寸どおり。幅か甲のどちらかが窮屈なら0.5cm上げて、増えた分をシューレースとインソールで詰める。この順番で考えると、上げすぎによる失敗はほぼ避けられます。
迷ったときの判断順は「①幅と甲がきついか確認 → ②きつければ0.5cm上げ → ③かかとが小さいならハイカットを選ぶ」の3ステップです。足長から考えるのではなく、甲の当たり方から逆算するとサイズは1つに絞れます。
2025年の新ラストで、旧モデルと何が変わったのか
外観はそのまま、甲周りにゆとりをもたせた新設計
2025年10月2日、コンバースは定番オールスターを約25年ぶりに刷新しました。サイズ感に直結する最大の変更点がラスト(木型)です。コンバースジャパンの発表では「外観のシルエットを変えることなく、甲周りにゆとりをもたせた新たなラストを採用」とされています。さらに、現代の日本人の足に合うようボールガース(足幅)の位置を見直し、甲部分にゆとりを設けた新設計だと説明されています。
これが意味するのは、「甲が当たるから0.5cm上げる」という従来の回避策の必要度が下がったということです。旧モデルは1990年代のラストをそのまま使い続けており、日本人の足型の変化に追いついていませんでした。刷新の背景には、コロナ禍以降にユーザーが求めるものがデザイン一辺倒から「長く履けること」「履き心地」へ移ったという事情があります。
実務的な使い分けとしては、店頭やオンラインで新旧が混在している時期に気をつけたいところ。旧定番モデルは在庫限りで、新モデルは2025年10月2日発売という発売日で見分けられます。注意点は、新ラストでもオールスターが「幅広向けの靴」になったわけではないこと。ゆとりが出たのは甲周りであって、足囲の広い人向けの4E相当になったわけではありません。コンバース公式オンラインショップの商品ページで仕様を確認してから判断するのが確実です。
片足約60グラムの軽量化とインソール取り外し可能化
もう1つのサイズ感に効く変更が、インソールです。新モデルはインソールを取り外し可能な仕様にアップデートし、片足マイナス約60グラムの軽量化を実現しています(26.5cmでの従来品との比較)。ヘタりにくく通気性とクッション性に優れるオープンセル構造のウレタンフォームを、インソールだけでなくヒール内部にも新たに装着しています。
取り外せるという点が、サイズ調整の自由度を大きく広げました。甲が当たるならインソールを抜いて深さを稼げますし、逆に足長が余るなら市販の厚めのインソールに入れ替えて詰めることもできます。旧モデルは貼り付け式でこの調整ができず、サイズ選びを外すと打つ手がありませんでした。
使う場面としては、通勤で1日中履く人ほど恩恵が大きい変更です。ヒール内部にクッションが入ったことで、アスファルトの上を歩き続けたときの底の薄さが和らぎます。ただしランニングシューズのような衝撃吸収を期待するものではありません。あくまで「クッションがない状態からの改善」であり、長距離を歩く日は厚手の靴下を合わせる前提で0.5cm上げを検討したほうが現実的です。
アウトソールの傾斜が「後ろに立たされる感じ」を減らした
意外と語られないのが、アウトソールの変更です。公式説明では「傾斜を設けることで、着用時の後傾感の改善と歩行時の安定性を向上」とされています。旧オールスターを履くと重心が後ろに残る感覚があり、これが「歩くと疲れる」と言われてきた一因でした。加えて、シングルテープ構造の採用やアウトソール内部の屈曲溝により、屈曲性も高められています。
サイズ選びとの関係で言えば、屈曲性が上がったぶん、足の指の付け根が曲がる位置が合っているかどうかの重要度が増しました。0.5cm上げすぎて曲がる位置が指より前にずれると、ソールの改善を活かしきれず、つま先が浮くような歩き方になります。試着では、その場で軽く屈伸して靴の曲がる位置と自分の足の曲がる位置が一致するかを見るのが有効です。
比較すると、この点はソールが厚くて曲がりにくいモデルとは考え方が逆になります。厚底のモデルは多少サイズを上げても歩行への影響が小さいのに対し、オールスターのように薄くよく曲がる靴は、サイズのずれがそのまま歩きにくさとして出ます。妥協点として、屈曲位置がわずかにずれる程度なら、シューレースを甲側でしっかり締めて足を後ろに寄せれば実用上は問題になりにくいと考えてよいでしょう。
実は、旧モデル基準の「1cm上げ」は今だと大きすぎることがある
意外と知られていないのが、ネット上のサイズ感情報の多くが旧ラスト時代に書かれたものだという点です。「オールスターは甲が当たるから1cm上げ」というアドバイスは、1990年代のラストを前提にした話でした。甲周りにゆとりが加わった新モデルで同じ上げ幅を適用すると、甲は快適でも足長が1cm余り、かかとが抜ける靴になってしまいます。
実務的な目安としては、旧モデルで1cm上げていた人は新モデルでは0.5cm上げ、旧モデルで0.5cm上げていた人は実寸どおりも試す、というくらいの見直しが妥当です。もちろん足型には個人差があり、断定はできません。コンバース公式も「商品のサイズ表記は独自の採寸に基づき掲載しており、同じサイズ表記のものであっても品質基準の許容範囲内において多少の差異が出ることがある」と注記しています。
注意点は、新旧の比較情報がまだ十分に蓄積されていない時期だということ。だからこそ、旧モデルの体験をそのまま持ち込まず、可能なら店頭で新モデルを2サイズ履き比べるのが最短ルートになります。
通販で買うときは、商品ページの発売日と仕様欄を必ず確認してください。旧定番モデルは在庫限りで流通しており、新旧が同じ「オールスター」という名前で並んでいます。ラスト・インソール・重量が違うため、旧モデル前提のサイズ感レビューをそのまま当てにすると、0.5cm分ずれた買い物になります。
ハイカットとローカットで、選ぶサイズは変わるのか

足長は同じ、変わるのは足首まわりの締め方
ハイカット(HI)とローカット(OX)で、選ぶべき足長のサイズは基本的に変わりません。ラストは共通で、違いはくるぶしを覆うかどうかと、シューレースを通す穴の数です。定番モデルは価格も共通で、どちらも6,490円です。サイズ展開もハイカットが22.0cmから30.0cm、ローカットが22.0cmから28.0cmと29.0cm、30.0cmで、実用上ほぼ同じ範囲をカバーしています。
ただし「同じサイズで買える」ことと「同じフィットになる」ことは別です。ハイカットは足首まで紐で締められるため、サイズを0.5cm上げても足を後ろに寄せて固定できます。ローカットにはその余地がないので、上げた分がそのまま遊びになります。つまり、0.5cm上げの成功率はハイカットのほうが高い。
使い分けとしては、脱ぎ履きの頻度が判断材料になります。座敷のある飲食店や、玄関で靴を脱ぐ機会が多い人はローカットが快適です。注意点は、ローカットはくるぶしの下のラインが足に当たりやすく、薄いソックスだと踝の内側が擦れることがある点。ここはサイズではなく靴下の丈で解決する問題です。
ハイカットは紐の締め方でフィットを作り込める
ハイカットの本当の利点は、フィットを自分で作れることです。足首側の2〜3ホールを強く締めて甲側をゆるめれば、甲高の人でも痛みを逃がしながらかかとを固定できます。逆に足首をゆるめて甲を締めれば、足の甲が低い人でも靴の中で足が泳ぎません。同じサイズでも、紐の締め方で体感は変わります。
根拠は構造にあります。ハイカットはくるぶしを包む筒状の部分があり、ここが足首を保持するため、足長方向の遊びを吸収できます。ローカットにはこの筒がなく、甲の一点でしか押さえられません。足元まで紐をしっかり結べるので、かかとの靴擦れは起きにくいと言われるのもこの構造ゆえです。
シーンで言えば、長く歩く日や、荷物を持って移動する日はハイカットが安定します。一方で注意点は、履くたびに紐を緩めて足を入れる手間がかかること。毎日通勤で履くなら、足首側だけ結び目を残して甲側で調整する履き方に慣れておくと現実的です。また、締めすぎると足首の前面に紐が食い込むので、きつくするのは足首の下側までにとどめるのが無難です。
ローカットは脱ぎ履きの軽さと引き換えに調整幅が狭い
ローカットは、サイズ選びをより正確にやる必要があるモデルです。調整できる要素がシューレースの甲側だけなので、足長を外すとリカバリーが効きません。だからローカットを買うなら、ハイカットよりも「実寸どおり寄り」で考えるのが安全側の判断になります。
理由は前述の通りで、足首の保持がないぶん、上げた分の遊びがかかとの抜けに直結するためです。0.5cm上げるとしても、その場合は厚手の靴下を合わせる、あるいは取り外せるインソールを厚めのものに入れ替える、という前提込みで選んでください。新モデルはインソールが取り外し可能なので、この調整が現実的にできるようになりました。
使いどころは、春夏の素足感覚のスタイリングや、パンツの裾を長めに履きたい場合。くるぶしが見えるぶん足元が軽く見えます。妥協点としては、雨の日に水が入りやすいこと、そして砂や小石が入りやすいことです。天候を選ばず1足で回したいならハイカットのほうが守備範囲が広い、というのが率直なところです。
コンバース オールスター サイズ感はモデルで別物|5系統を価格順に比較
定番のALL STAR|刷新後の基準になる1足
まず基準にすべきは、2025年10月2日に発売された新しい定番のALL STAR HI/ALL STAR OXです。価格はハイカットが6,490円、ローカットも6,490円。サイズ展開は3(22.0cm)から11.5(30.0cm)で、アッパーはキャンバス、アウトソールはラバー、原産国はインドネシアです。カラーはブラック、ホワイト、レッド、ネイビー、ナチュラルホワイト、ブラックモノクロームの6色が定番として揃います。
サイズ感の考え方は、この記事の前半で述べた通り「普段の0.5cm上げを起点に、甲と幅で微調整」。新ラストで甲周りにゆとりが出たぶん、旧モデルより上げ幅を控えめに考えるのが妥当です。シーンとしては、価格を抑えて1足目を買う人、色違いで複数持ちたい人に向きます。
注意点は、この価格帯のオールスターは軽さとクッションが改善されたとはいえ、インソールの厚みは控えめだということ。1日中立ちっぱなしの仕事で履くには物足りない可能性があります。その場合は後述のU.S. ORIGINATORやⓇを検討するか、インソールを入れ替える前提で選んでください。従来の旧定番モデルは6,380円で販売されていましたが、こちらは生産終了で在庫限りです。
新ラストで甲周りにゆとりが出た刷新版の定番ハイカット、1足目はここから▼
ALL STAR Ⓡ|カップインソールで足入れが変わる次世代モデル
ALL STAR Ⓡ(オールスター アール)は、リサイクル素材を使いつつ履き心地を洗練させた次世代モデルです。価格はALL STAR Ⓡ HIが8,800円、ALL STAR Ⓡ OXが8,250円。サイズ展開は3(22.0cm)から11.5(30.0cm)、アッパーはキャンバス、原産国はインドネシアです。コンセプトはREACT(リアクト)/RECYCLE(リサイクル)/REFINE(リファイン)の3つ。
サイズ感に効くのが、高機能カップインソール「REACT2.0」です。リサイクルPUフォームにE.V.A.ヒールカップを組み合わせ、前足部を薄くデザインしてゆったりとした足入れを確保しつつ、かかとは深く包み込む形状にしてホールド感を高めています。つまり、前は広く後ろは締まる。かかとが抜けやすい人にとっては、定番モデルより素直に合いやすい構造です。
使いどころは、通勤や立ち仕事など足への負担が続く場面。素材面でもリサイクルコットン100%のキャンバスなどが使われており、環境配慮を重視する人にも選ばれています。注意点は、カップインソールがあるぶん靴の内部の深さが定番モデルとは異なること。甲が高い人は、定番と同じ感覚で選ぶと当たり方が変わる可能性があります。コンバース公式のALL STAR Ⓡ特設ページで仕様を確認しておくと安心です。
U.S. ORIGINATOR|クラシックな見た目とクッションを両立
ALL STAR US HIは「U.S. ORIGINATOR」スペックを搭載したシリーズで、価格は9,350円です。サイズ展開は22.0、22.5、23.0、23.5、24.0、24.5、25.0、25.5、26.0、26.5、27.0、27.5、28.0、29.0、30.0cm。洗い加工を施したキャンバスをアッパーに採用し、原産国はインドネシアです。
サイズ感を左右するのが、公式が明記する2つの仕様です。ひとつは「クッション性に優れた高密度ウレタンフォームとラバースポンジのインソール」、もうひとつは「トウスプリングを低めに設定したクラシックなシルエットのラスト」。トウスプリングとはつま先の反り上がりのことで、これが低いと足が靴底にべたっと接地し、つま先側の空間の感じ方が変わります。定番モデルより足入れの印象が長めに感じる人がいるのはこのためです。
ディテールは艶出し加工を施した生成りテープ、コットンシューレース、コットンの踵紐、光沢の強いハトメ、そして「U.S. ORIGINATOR」印字入りのヒールラベルとインソールロゴ。ヴィンテージ寄りの雰囲気を求める人に向きます。注意点は価格が定番より上がること、そしてカラー展開が入れ替わりやすいこと。狙った色があるなら早めに動くのが現実的です。
MADE IN JAPANとCONVERSE ADDICT|上位系統のサイズ表記に注意
さらに上の系統として、日本製のCANVAS ALL STAR J HIが16,500円、上位ラインCONVERSE ADDICTのCHUCK TAYLOR CANVAS OXが23,100円で展開されています(CHUCK TAYLOR MATERIAL OXは24,200円)。J HIのサイズ展開は22.5、23.0、23.5、24.0、24.5、25.0、25.5、26.0、26.5、27.0、27.5、28.0、29.0、30.0cmで、原産国は日本です。
サイズ感で気をつけたいのが、日本製モデルは販売店から「USA規格5.5以下は標準より大きめ、USA規格6.5以上は標準より小さめ」という案内が出ていること。同じオールスターの名前でも、生産国や工場が違えば出来上がりの感覚は変わります。定番モデルで決めたサイズをそのまま持ち込まず、上位系統では改めて試着するのが安全です。
使いどころは、生成りテープやコットンシューレースといったディテールにこだわりたい人、オリジナルカートンボックス仕様まで含めて所有感を求める人。CONVERSE ADDICTはチャックテイラーやジャックパーセルといったヘリテージモデルを現代の履き心地に仕立て直す上位ラインで、価格帯も上がります。注意点は、上位系統ほど在庫が限られ、店頭で全サイズを試せる機会が少ないこと。サイズを外したときの金銭的なダメージも大きいので、定番モデルで自分の基準サイズを確定させてから手を出す順番をおすすめします。
| 項目 | ALL STAR HI | ALL STAR Ⓡ HI | ALL STAR US HI |
|---|---|---|---|
| 価格(税込) | 6,490円 | 8,800円 | 9,350円 |
| サイズ展開 | 22.0〜30.0cm | 22.0〜30.0cm | 22.0〜30.0cm |
| インソール | オープンセル構造ウレタンフォーム/取り外し可能 | カップインソールREACT2.0 | 高密度ウレタンフォーム+ラバースポンジ |
| ラストの特徴 | 甲周りにゆとりをもたせた新設計 | 前足部は広く、かかとは深く包む | トウスプリングを低めに設定 |
| 原産国 | インドネシア | インドネシア | インドネシア |

幅広・甲高の人が「痛い」を回避する4つの手
幅で合わせて足長が余る、という典型的な失敗
幅広の人がやりがちな失敗が、「幅がきついから」と1.0cm以上サイズを上げてしまうことです。オールスターは幅方向にサイズが増える割合より、足長方向に増える割合のほうが大きい設計。幅の窮屈さを解消しようとサイズを上げ続けると、幅が合う頃には足長が明らかに余り、つま先が浮いて歩くたびに靴の中で足が前後します。
この状態は見た目にも出ます。かかとに隙間ができ、シューレースを限界まで締めても甲の部分にシワが寄る。歩くとかかとが上下し、靴擦れが起きます。しかも足長が余った靴はソールの曲がる位置がずれるので、屈曲性を高めた新モデルの利点も打ち消されてしまいます。
対策は、上げ幅を0.5cmまでに制限して、残りを別の方法で逃がすこと。具体的には、シューレースの通し方を変える、インソールを外す、幅に余裕のある系統を選ぶ、という3つです。次の見出しから順に見ていきます。なお、外反母趾など足の形に悩みがある場合、靴を変えることで足の形そのものが変わるわけではありません。痛みが続くなら靴の調整より先に専門医へ相談してください。
甲高は「紐の通し方」で圧を逃がす
甲が高くて当たる場合、サイズを上げる前に試す価値があるのがシューレースの通し方です。当たっている位置のホールを1つ飛ばして紐を通す(パラレルに抜く)だけで、その部分の圧が消えます。オールスターは紐で直接甲を押さえる構造なので、この方法の効き目が出やすいモデルです。
根拠は圧の分散にあります。甲の一点に集中していた締め付けを、前後のホールに分けて受け持たせる形になるため、同じ締め具合でも痛点が消えます。ハイカットならホール数が多いので調整の自由度はさらに高くなります。
シーンとしては、購入後に「思ったより甲が当たる」と気づいたときの応急処置として有効です。返品期限内に判断したい場面でも、この方法で解決するならサイズを変える必要はありません。注意点は、飛ばしすぎると甲の保持が弱くなり、足が前に滑ること。飛ばすのは1〜2ホールにとどめ、足首側はしっかり締めてバランスを取るのがコツです。
インソールを外して深さを稼ぐ
2025年の刷新でインソールが取り外し可能になったことは、幅広・甲高の人にとって実用的な意味があります。インソールを抜くと足の位置が数ミリ下がり、甲の圧が明確に減ります。同時に、靴の中の容積が増えるので幅方向にも少し余裕が生まれます。
これはサイズを0.5cm上げるのに近い効果を、足長を変えずに得る方法だと考えてください。足長は今のままで合っているのに甲だけが当たる、というケースにぴったりはまります。旧モデルではこの手が使えなかったので、新モデルならではの調整方法です。
使いどころは、ジャストサイズで買ったあとの微調整。逆に足長が余り気味なら、市販の薄いインソールに入れ替えて詰める方向にも使えます。注意点は、インソールを抜くとクッション性とヒール内部の快適性が下がること。せっかくの改善点を捨てることになるので、まずは紐の通し方で解決を試み、それでも当たる場合の最終手段と位置づけるのが妥当です。
系統を変えるという選択肢|足型で選び直す
調整で解決しないなら、そもそも系統を変えるのが早い場合があります。かかとが抜けやすい人はヒールカップで包むALL STAR Ⓡ、つま先の反りが強くて当たる人はトウスプリングを低く設定したALL STAR US HI、というように、公式が明記している構造の違いで選び直せます。
根拠は、これらが感覚論ではなくコンバースが公式に説明している仕様差だという点です。「Ⓡはかかとを深く包み込む形状」「U.S. ORIGINATORはトウスプリングを低めに設定したクラシックなラスト」という記載が、そのままフィットの違いに直結します。価格差は6,490円と8,800円、9,350円という並びで、調整に何度も失敗するより結果的に安く済むこともあります。
注意点は、系統を変えるとサイズも変わり得ること。定番で26.5cmが合ったからといって、Ⓡでも同じとは限りません。系統を移るときは必ずサイズを見直してください。
| あなたのタイプ | おすすめの系統 | サイズの目安 |
|---|---|---|
| 足幅が細め・甲が低い | 定番のALL STAR HI/OX | 普段のサイズどおり |
| 幅も甲も標準 | 定番のALL STAR HI | 普段のサイズ〜0.5cm上げ |
| かかとが抜けやすい | ALL STAR Ⓡ HI | 上げずにジャストで試す |
| 長時間歩く・立ち仕事 | ALL STAR US HI | 厚手の靴下前提で0.5cm上げ |
| 脱ぎ履きの回数が多い | 定番のALL STAR OX | 実寸どおり寄りで選ぶ |
US表記とcm表記のズレ|通販でサイズを外す原因
タグのUS表記は「換算値」だと理解しておく
オールスターの内側タグには、US表記とcm表記が併記されています。ここで押さえておきたいのは、US表記は靴の設計上のサイズで、cm表記はそれを日本向けに換算した数値だということ。ハーフサイズごとの刻みがUSとcmで完全には一致しないため、モデルによって「同じ26.5cmでもUS表記が違う」という現象が起きます。
定番のALL STAR HIのサイズ展開は3(22.0cm)から11.5(30.0cm)という表記になっており、US3が22.0cm、US11.5が30.0cmに対応します。通販で買うときはcm表記だけを見ればよいのですが、並行輸入品や海外通販ではUS表記しか出ていないことがあり、ここで換算を間違えるとサイズを丸ごと外します。
注意点として、コンバース公式も「商品のサイズ表記は独自の採寸に基づき掲載しており、素材やデザインによってサイズ感が異なることがある」と明記しています。US表記もcm表記も万能な物差しではなく、系統ごとの傾向を踏まえて読む必要があります。

コンバースを買おうとして、箱やタンの裏の「5H」「6 1/2」という表記で手が止まった経験はありませんか。同じ24.5cmなのにUS5.5とUS6が並んでいたり…
28.5cmが存在しないサイズ展開の落とし穴
見落とされがちなのが、サイズの欠番です。ALL STAR US HIのサイズ展開は22.0、22.5、23.0、23.5、24.0、24.5、25.0、25.5、26.0、26.5、27.0、27.5、28.0、29.0、30.0cm。28.5cmと29.5cmがありません。定番のALL STAR OXも22.0〜28.0cm、29.0cm、30.0cmという並びで、同じく28.5cmが飛んでいます。
これはUS表記を基準にサイズを刻んでいる結果で、大きいサイズ帯では日本のcm刻みと一致しなくなります。普段28.5cmを履いている人は、28.0cmか29.0cmのどちらかを選ばざるを得ません。0.5cm上げるとサイズがなく、1.0cm上げになってしまう、という状況が実際に起きます。
対策としては、28.5cmが基準の人はハイカットを選んで29.0cmを取り、シューレースと厚手の靴下で詰めるのが現実的です。ローカットで29.0cmを選ぶとかかとが抜けやすくなるため、この足長帯こそハイカットの調整幅が効いてきます。逆に28.0cmを選ぶ場合は、インソールを抜いて容積を稼ぐ前提で考えてください。
海外モデル・並行輸入品はサイズ規格が別物
海外で展開されているチャックテイラーの復刻ラインなど、日本のコンバースジャパンが展開していないモデルを並行輸入で買う場合は、サイズの考え方をリセットする必要があります。コンバースは日本のコンバースジャパンと海外のコンバース社で商標の運用が分かれており、製品の企画も生産も別系統です。
そのため「日本のオールスターで26.5cm」という基準は、海外モデルにはそのまま通用しません。US表記の刻みも、インソールの厚みも、ラストも違います。並行輸入品を扱うショップが独自に記載しているcm換算は、そのショップの採寸によるものだと理解しておいてください。
使いどころとしては、日本で展開されていないカラーや素材を狙う場合。注意点は、サイズ交換ができない、あるいは送料が高額になるショップが多いこと。正規品かどうかの判断も購入者側で完結させるのは難しく、見分け方を保証できるものではありません。サイズを外すリスクとあわせて、初めての1足は日本国内で展開されているモデルから入るほうが失敗が少なくなります。
ラスト(木型)=靴を成形するときの足型。同じブランド・同じサイズでもラストが違えば履き心地は変わる。
ボールガース=親指と小指の付け根を通る足まわりの周径。ここの位置が合っていないと、足長が合っていても幅がきつく感じる。
トウスプリング=つま先の反り上がり。低いほど足裏が接地する感覚になり、高いほど転がるように歩ける。
捨て寸=つま先と靴の内側の隙間。スニーカーでは1cm〜1.5cmが目安とされる。
買う前の5分でできる採寸と、試着で見る3ポイント
足長だけでなく足囲まで測ると迷いが消える
サイズ選びの精度を上げる一番の近道は、自分の足を測ることです。測る項目は足長・足幅・足囲の3つ。紙とメジャーがあれば5分で終わります。紙の上に足を置き、かかとと一番長い指の先に印をつければ足長、親指と小指の付け根の一番出っ張った部分の幅が足幅、その位置をメジャーでぐるりと巻いた周径が足囲です。
オールスターにはワイズ表記がないため、足囲の数値そのものがサイズ表と対応するわけではありません。それでも測る意味があるのは、自分が「幅が広いタイプなのか、標準なのか」を客観的に把握できるからです。この自己認識がないまま、ネットの「0.5cm上げ」「1cm上げ」という他人の目安を借りると、判断がぶれ続けます。
測るタイミングは夕方が基本です。足は日中の活動でむくむため、朝の数値で選ぶと夕方に窮屈になります。注意点は、左右で足長が違う人が珍しくないこと。必ず両足を測り、大きいほうの足に合わせてサイズを決めてください。

スニーカーを買うとき、「いつも27.0cmだから今回も27.0cm」で決めていませんか。ところが同じ27.0cm表記でも、ブランドが変わるとかかとが浮いたり、小…
試着で見るのは、かかと・小指・甲の3点だけ
店頭で試すとき、見るべきポイントを3つに絞ると判断が速くなります。1つ目はかかと。靴紐を締めた状態で軽く歩き、かかとが浮かないか確認します。2つ目は小指の付け根。ここが当たるなら幅が足りていません。3つ目は甲。紐を普通に締めた状態で、甲の上に圧迫感がないかを見ます。
この3点で判断する理由は、オールスターのフィットが「足長よりも甲と幅で決まる」構造だからです。つま先の余りは指で押せば分かりますが、そこだけを見て決めると甲と幅の問題を見落とします。屈曲性が高められた新モデルでは、その場で軽く屈伸して靴の曲がる位置が自分の指の付け根と合っているかも確認しておくと確実です。
比較の仕方としては、必ず2サイズを履き比べてください。ジャストサイズとハーフサイズ上を交互に履くと、どちらが自分に合うかは明確に分かります。注意点は、新品のキャンバスは硬く、店頭での第一印象より履き込むと広がるということ。きつすぎるのは論外ですが、わずかな硬さは履き慣らしで解消する範囲です。
通販で買うときの保険のかけ方
通販で買うなら、サイズ交換の条件を先に確認しておくのが最大の保険です。コンバース公式オンラインショップ、ABC-MARTなどの正規取扱店、大手ECではそれぞれ返品・交換の条件が異なります。購入前に「試着だけなら交換可能か」「送料はどちら負担か」を読んでおくと、サイズを外したときの損失を抑えられます。
根拠として、オールスターはワイズ展開がなくサイズの上げ下げでしか調整できないモデルです。つまり、通販でのサイズ違いは他ブランド以上に起きやすい。加えて2025年10月2日に刷新されたばかりで、新旧の情報が混在しています。交換前提で買う姿勢は過剰ではありません。
実務的なコツは、同じモデルの2サイズを同時に注文して片方を返品するのではなく、まず1サイズを取り寄せて自宅で試すこと。多くのショップは2足同時注文の片方返品を想定していません。注意点として、屋外で履いてしまうと交換不可になるのが一般的です。試着は必ず室内の床の上で、靴下を履いた状態で行ってください。
履き始めのキャンバスの伸びと、その後のお手入れ
キャンバスは履くうちに足の形に沿ってなじむ素材です。特に小指の付け根や甲の折れる部分は、履き込むと目に見えて柔らかくなります。だからサイズ選びでは、「新品時にわずかに硬い」程度は許容範囲、「新品時に痛い」は明確にサイズ違い、と線を引くと判断を誤りません。
ただし、伸びる方向は限られます。幅方向にはある程度なじみますが、足長は伸びません。つまり「小さいサイズを買って伸ばす」という考え方は成立しないということです。つま先が当たっているなら、履き慣らしでは解決しないと考えてください。
なじんだあとに問題になるのが、キャンバスの汚れと型崩れです。白いオールスターは特にソール周りの黄ばみが出やすく、洗い方を間違えるとかえって黄ばみを呼び込みます。サイズが合っている靴ほど長く履くことになるので、洗い方は買った時点で押さえておくと寿命が変わります。

お気に入りのコンバースが、いつの間にかつま先は黒ずみ、白いキャンバスは黄ばんできた——。そろそろ洗いたいけれど「洗濯機に放り込んでいいの?」「洗ったらかえって黄…
試着は必ず室内で、実際に履く予定の厚みの靴下を履いて行ってください。薄手のソックスで合わせたサイズは、冬に厚手へ替えた途端に窮屈になります。オールスターはワイズで調整できないぶん、靴下の厚みがサイズ選びの結果をそのまま左右します。
まとめ|オールスターのサイズは「甲のゆとり」で決める
オールスターは、ワイズ展開で幅を選べるタイプの靴ではありません。だからこそ、サイズを上げ下げする以外の調整手段——シューレースの通し方、取り外せるインソール、そして系統の選び直し——を知っているかどうかで満足度が変わります。最初の一歩としては、夕方に自分の足長と足囲を測り、その数値を持って定番のALL STAR HIをジャストとハーフサイズ上の2つで履き比べてみてください。基準が1つ決まれば、Ⓡも、U.S. ORIGINATORも、MADE IN JAPANも、そこからの差分で選べるようになります。
※価格・サイズ展開・カラー展開は変更されることがあります。購入前にコンバース公式オンラインショップで最新情報をご確認ください。

コメント